UXアプローチ・UIデザインによる業務システム開発
アサインナビでは、毎月デジタルシフト人材の育成をサポートするセミナーを開催しております。
2018年4月25日に、3回目となるUXアプローチのセミナーを開催いたしました。
業務システムを開発/管理する立場にある方や、業務システム開発プロジェクトを立ち上げる(た)方、UXやHCDなどを体系的に学んでUXアプローチによるシステム開発の社内賛同を得たい方向けに、【UXアプローチ・UIデザインによる業務システム開発】を開催。総勢23名の方々にご参加いただき、現役コンサルタントから業務システムにおけるUXアプローチの手法を学びました。
セミナー当日の様子
今回の【UXアプローチ・UIデザインによる業務システム開発】は、業務システム開発をUXアプローチから改善する実例を元にその手法ををご紹介するセミナーとなりました。
エンジニアやコンサルタント、経営層の方々など、参加者は総勢23名。
参加された方々の所属は様々で、大手企業の方から個人事業主まで多岐に渡り、立場も経営層からスタッフまで幅広い顔ぶれとなりました。
今回も、数々のプロジェクトでUXアプローチを手掛ける現役コンサルタントが講師を務めました。
実体験と具体例を盛り込みながら解説をする座学のセミナーでしたが、セミナー中はSli.doというツールを用いて、参加者の方々からの質問を交えながら進行いたしました。
今回のセミナーは「業務システム開発の要件定義に、HCDを取り入れてみるとよいかも」という結論の元、なぜそうなのか、従来の手法の問題点はどこにあるのかといった具体的な事例を交えて解説されていました。
要件漏れはなぜおきるのか
従来の業務システム開発の要件定義の問題点として「要件漏れ」をあげ、なぜそれが起こるのかをユーザー側・ベンダー側それぞれの立場から、事例を交えながら説明。
要件定義をどのように進めるべきかについても触れられており、Sli.doを使用して参加者の方々の質問も飛び交っていました。
UXアプローチとは
その後、UXアプローチの進め方の解説へと進みます。
UXアプローチとは、よい体験を継続的に生み出すための方法論。
ウォーターフォール型の開発の要件定義に取り入れられるものであるとの説明がなされ、継続的にサイクルを回していくための方法が解説されます。
実際のプロジェクト事例をもとに、そのサイクルをどう回したかが紹介されていました。
ここでは、講師の実際に経験したプロジェクトを事例にわかりやすく解説されており、参加者の方々が熱心にメモをとる様子なども見受けられました。
HCD(Human-centered design)の組織内の浸透がポイント
さらに、業務システムUIを考える際のポイントを紹介。
HCD(Human-centered design)と言われる、人間中心設計が必要とされている理由を過去の事例から紐解きます。
さらに、それは担当者個人として理解しているだけではなく、企業・組織として取り組む必要があることを、ガートナー社の顧客事例などを元に解説されていました。
Google社の開発に対する考え方や、システム開発現場で起こりがちな追加開発に対しての考え方が紹介され、UXアプローチをより高めるための意識の在り方が提示されていました。
セミナー終盤になり、Sli.doを通じて参加者の方々のご意見やご質問がより活発になり、講師がすべてに回答しきれないほどのご投稿をいただきました。
セミナーの最後には、参加者と講師の交流の時間もあり、講師へ直接話しかける参加者の方々も見受けられました。
参加者様の声
「とても情報量が多く共感できる部分が多かった。大変勉強になりました。」
「UXデザインにおけるアプローチが学べて勉強になりました。これからの自己学習のための有益な情報となりました。」
「たとえがよく、わかりやすかったです。」
「ガイドラインやモックアップ作成のススメなど参考になりました。」
「ペルソナなどもう少し細かい部分も聞きたかったです。」
「UXアプローチは、WEBやアプリ系で盛んなイメージでしたが、業務システム開発にも取り入れられるのだという点が印象的でした。」
「プラクティスにとらわれず、柔軟にアプローチしていく姿勢が印象的で共感がもてました。」
「UXアプローチをミニマムで行っても効果があることがわかりよかった。」
「実際に行われているUXアプローチの方法がわかりとても参考になった。」
セミナー参加前に認識していた「UXアプローチ」とは違うと感じられた参加者の方々もいらっしゃいましたが、有意義なセミナーだとご好評をいただきました。
セミナー中に触れている、ガイドラインの重要性が印象的だったという声も複数いただき、参加者様それぞれの今後の業務に繋がるヒントになったのではないかと思います。
今回いただいたご意見を参考にし、アサインナビでは、定期的にデータサイエンスに関するセミナーを開催しています。
書籍などを読むだけでは、なかなかわかりづらい点も、現役コンサルタントが事例を交えて詳しく解説します。
日程は、アサインナビセミナー情報をご確認ください。
【UXアプローチ・UIデザインによる業務システム開発】の講師
デジタル活用やビジネスプロセスマネジメントを得意とするコンサルティング企業である株式会社エル・ティー・エスのマネージャー、相馬悠作様にご登壇いただきました。
株式会社エル・ティー・エス
マネージャー相馬悠作
立教大学経営学部にて学士号(国際経営論専攻)を取得。
LTSに入社後、主に「IT導入PJ」と「組織・人のPJ」に従事。
デザインシンキングおよびUXにおけるサービスリーダーを務めており、UXアプローチを用いたシステム要件定義PJやデザインシンキングの研修PJなどに参画。
コラム一から学ぶデザインシンキングを執筆。
今回の開催概要
日時:4月25日(水)19時~20時30分(受付開始18時45分)
場所:株式会社アサインナビ セミナールーム
東京都新宿区新宿2-8-6KDX新宿286ビル 7階
持ち物:お名刺・筆記用具
アサインナビでは、機械学習セミナー以外にもRPA導入セミナーやUXセミナー、IT業界ビジネス交流会など毎月多数のイベントやセミナーを開催しております。
これらのセミナーやイベントを通じて、デジタルシフト人材の育成をサポートします。
今後の開催につきましては、アサインナビセミナー情報をご確認ください。