WEB・オープン系開発案件の特徴とキャリアアップ

開発案件のカテゴリーで常に募集が多いWEB・オープン系。WEB・オープンとは、どのような仕事を指すのでしょうか?その仕事内容と必要なスキルから、スキルアップの方法について解説します。

WEB系開発とオープン系開発とは何をさすのか?

WEB系開発

WEB系の開発で必要な技術は、一般的に開発言語、通信関係の取り扱い、そしてデータベースの取り扱いです。
インターネットに接続して利用することが前提となっていることも特徴です。
そのため、フロント系を取り扱う場合は、HTMLやCSS、JavaScriptの知識やフレームワークの知識も必要となります。場合によってはデザイン力も要求されますが、通常はサーバー部分の開発とフロント系ロジックの開発、デザイン系の制作などの作業分野ごとに仕事が分かれています。

オープン系開発

オープン系と呼ばれている開発。いったい何がオープンなのでしょう。
元々、システムを構築する際にはあるメーカーの製品だけを使ってそのシステム上だけで動くような閉鎖的なシステムがたくさん作られていました。
それに対して、オープン系のシステムでは様々なメーカーやOSなどの端末や機材を最適な形で選択して接続し、様々なネットワークを活用して開発することから、開放的なシステムであるということで、オープンシステムと呼ばれています。

このような開発では、複数のOSが採用されることもあるため、開発の共通化や効率化を行うためにJava言語が使われる事が多いです。
Windowsだけで構成されるシステムの場合は、C#やVB.netなどの言語が採用される事もあり、サーバーだけをJavaやPHPなどといった別な言語で作成することもあります。
開発言語も時代とともに変化し続けているので、継続的な知識の吸収は必須です。

WEB系・オープン系で使われる開発言語

WEB系開発言語

サーバーの開発で使用される言語は、JavaやPHPなどが主流ですが、最近ではRubyやPythonなどのスクリプト言語やサーバーサイドJavaScriptなどが使用されることもあります。

一般的には開発でMVCモデルと呼ばれる構造での処理が行われます。
サーバーソフトの役割は、ビューと呼ばれている「フロントエンド」から送られてきた情報をバックエンドの「コントローラ」で受け取り、「モデル」と呼ばれる計算処理やデータベースとの槍とるなどビジネスロジックで処理をして「コントローラ」に送り返し、その結果をビューに転送することで画面表示をさせます。
こういった処理を効率よくわかりやすく作成するために、最近ではフレームワークというものがよく使われます。

フレームワークでは、開発の内容についての一般的な構造が取り決められていて、言語の使い方を知っていれば、データベースのアクセスやパターン化された画面表示などは簡単に製造することができるようになります。

もちろん、フレームワークやMVCモデルを使わないシステム開発もあります。
作成されたプログラムの動作を少しでも軽くすることを目的とするなどの理由で、従来通りの設計を行って、プログラムを作成するものもあります。その場合でも、フレームワークの構造やMVCモデルの知識を持っていることによって、より効率の良いプログラミングができる様になってきます。
WEBサーバーでは、データの中継を行って他のシステムに情報を送りコントロールするなど、APIを操作することもあります。
また、各種のデータベースを使用した開発を行う機会も極めて多くなっています。
そのため、単にサーバープログラムを書くだけでなく、様々なプログラミングができる様にスキルを上げておくとさらに進んだプログラムを作成できる事があります。

オープン系開発言語

オープン系では、汎用的な開発ではC++が使用されることが多く、OSをまたいで共通に使用するにはJavaが使われる事も多くあります。
最近ではWindows上での開発によく使われるC#やVB.netも互換性のある開発ツールによってLinux上での利用が可能になってきていますが、オープン系の中にはOSをWindowsで統一しているシステムも多く見受けられます。

WEB・オープン系の開発環境

かつての開発環境はパソコンの中に作ったり、社内サーバーに作ったりすることで構築していきます。そのため、開発環境をコンピュータ上に準備したり、実行環境やサーバー環境なども自分のパソコンに作ったり、社内のネットワークサーバーを立ち上げたりするための準備や知識が必要でした。

しかし、昨今では、「クラウド9」などのように、インターネット上の開発環境を利用して処理を行う事で、テスト用の実行環境まで利用できるよなIDEと呼ばれる統合開発環境が提供されていたりします。
このような環境を利用することで、インターネットにさえ接続できればいつでもすぐに開発できる環境を準備でき、すぐに開発に取り組めるようになってきました。
もちろん、バックアップ用やネットが使えない環境でも作業ができる様に自分のPCに環境を設定できるだけの知識は必要とされます。

WEB・オープン系の開発に必要な知識や経験

WEB・オープン系の開発に必要な知識や経験はどのようにすればスキルアップできるのでしょうか。
基本的には、自分で調べたり、勉強して理解することが一番です。

例えば、プラグインやフレームワークにはどのようなものがあり、どのように使えば良いのかといった事について、問題に直面する前に自分で調べて試し、一応の理解をしておくことで、実戦の場で非常に役立ちます。

自分自身が一番使いやすいエディタは何かを見つけ出し、普段から作業効率を上げておくのも良い方法です。

また、コンパイルが必要な言語では、コンパイルの仕方についてもしっかりと理解しておくと良いでしょう。

構築だけでなく、デバッグに関する知識の習得も不可欠です。
問題を解決し、プログラムが正常に動くようにすることを「デバッグ」といいます。
作業でプログラムを作るときには、プログラムのどこでえ間違えたのか、どこを修正すれば良いのかという問題がつきまといます。
デバッグは、「バグ」を潰してプログラムを正しく動かすためのものです。
そのため、プログラムのデバッグについての知識やツールの使い方を覚えたり、エラー表示の内容をしっかりと読んで理解することなどが大切です。

WEB・オープン系のキャリアアップ

このような、WEB・オープン系の開発に必要なスキルを身につけるためにはどのようにすれば良いでしょう。
他の分野のエンジニアの方が、WEB・オープン系のスキルも身に着けたい場合や、対応できる開発言語を増やしたいというエンジニアの方は、本や講座などを上手に使い、実際に自分でプログラムを組んでみることをおすすめします。業務以外のところで、プログラムを組めれば、キャリアアップにつながるはずです。

  • 独学
  • 一つは独学です。
    雑誌や単行本をしっかり読んで、実際に自分で開発環境を作り作業をします。
    教えてくれる人がいることは良いのですが、何でも人に聞けばよいというスタンスでは一定以上のスキルアップは難しくなります。
    質問するときは、あらかじめ自分で調べ、アドバイスや説明を受けたときにしっかりと理解して聴くことができる様にしておくことで、自分の理解も進み技術が向上します。

  • オンラインスクール
  • 仕事をしながらで時間が取れない場合は、インターネットを活用したオンラインスクールもあります。
    普段自分の使っているプログラムで、いくつかプログラミングすることはスキルアップへの近道です。
    新しい技術の知識を得、体験をする事によって理解を深めるなどのための時間をとりましょう。

    せっかく学ぶのであれば、仕事に繋がるスキルを身につけられる方法を選ぶのがベターです。

    独学では、つまづいてしまう人も多いものです。
    仕事につなげたいと考えている場合には、仕事として使えるレベルのスキルに近づけなければなりません。
    現役エンジニアが講師を務めるマンツーマンレッスンなら、わからないところは質問できるだけでなく、学習内容をチェックしてもらえるため効率的にプログラミングを学ぶことができます。

    仕事をしながら学ぶとなると、時間の確保が難しいですが、オンライン講座ならば通学の必要がなく、仕事をしながらでも隙間時間で進めやすい内容になっています。

    そのカリキュラムの内容と教師のスキルで定評のある「コードキャンプ」が、ITビジネスマッチングを運営する「アサインナビ」と共同で開発したプログラムなら、無駄なくプログラミングを学べると評判です。
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  • 英語力も高めよう
  • マニュアルやドキュメント、API仕様書が英語でしか作成されていないものも開発の世界にはたくさんあります。しかし、そういった中には重要な情報がたくさん潜んでいます。
    エンジニアは、できれば英語を読めると仕事の幅も広がります。
    場合によっては、開発のやりとりを英語で行う可能性もあり、英会話もできればさらにキャリアアップに磨きがかかります。

WEB・オープン系の開発案件を依頼するには

WEB・オープン系開発案件を依頼する先をお探しの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
WEB・オープン系の案件は、常時他の分野よりも多い傾向にあり、対応できる人材も多いのですが、案件も多く人材不足の状況が続いています。

案件の依頼先を探す場合は、マッチングサービスの利用もおすすめです。
IT業界に特化したマッチングサービス「アサインナビ」は、会社単位ではなく人材単位でのマッチングが可能。
開発会社に依頼をしたが、実際に手を動かす担当者のスキルが不明で不安ということもありません。
案件の依頼先を探している方は、チェックしてみて下さいね。

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WEB・オープン系の仕事とキャリアアップまとめ

WEB系とオープン系の仕事内容についてまとめました。
WEB・オープン系とひとくくりで表現されることも多い両者ですが、実は仕事内容や開発言語は異なります。
キャリアアップには、Pythonなど比較的新しい言語にアンテナを張り、使いこなせるようにしておくことで、仕事の幅が広がると言えます。
独学でもスキルの習得は可能です。自身でプログラミングをしてみることで、就業経験がなくとも、スキルとしては評価される場合も多いです。
スキルシートには、自己PRや備考欄に、このようなスキルも記載するようにしましょう。
また、プログラミングだけでなく、デバッグの経験などサブ業務であったとしても記載しておくことで案件の幅が広がります。

スキルシートについては、面談確率がアップするスキルシートの書き方でも詳しく紹介しています。
スキルシートのひな形も用意していますので、参考にしてみて下さい。


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