結婚式という名のプロジェクト運営について~第1回~


WEDDING / Chris Photography~

はじめまして、株式会社エル・ティー・エスの青木夏海です。
いきなり私事で恐縮ですが、先日結婚しました。
これまで友人知人の結婚式に出席した回数はなんと20回
(あ、年齢バレそう)、やっと自分の番が来たのです。

結婚式の準備について友人たちに聞いたところ
「大変だけど楽しかったよ~!」という感想が最も多く、
私も「一生に一度のことだし楽しんでやろう!」と思っていました。

しかし、いざ始めてみるとタスクの洗い出しから納期設定、
スキルレベルがわからないメンバーとのチームワーク、進捗確認・・・などなど、結婚式の準備はまさにプロジェクト運営そのもの。私たちはプロジェクトマネージャーであり、ベンダー(結婚式場)を使ってシステム(式&披露宴)を開発し、ユーザー(列席者)に提供することになります。

しかも両親×2(プロジェクトオーナーないしスポンサー)に対する報告義務も発生するという面倒くさい状況が数か月続くわけです。初めての夫婦共同作業はウエディングケーキ入刀だと子供のころから刷り込まれていたのに、現実はそんな甘っちょろいもんじゃなかった!というわけで、
“結婚式と言う名のプロジェクト運営について”のエントリーを4回に分けて更新します。

第1回は「結婚式準備を始める前に必ず決めておくべきこと」についてです。
To Do List Chalkboard
To Do List Chalkboard / Mufidah Kassalias

「どのような結婚式を挙げたいか」というイメージはカップルによって違います。場合によっては新郎新婦の間でイメージが違うこともあります。例えば「親族と友人数名だけ呼んでアットホームにやりたい」と思っている新郎と「幸せな私を見てもらいたい!友達をたくさん呼びたい!」と思っている新婦がいたとします。このように、結婚式のイメージが合っていないと準備を進めるうえで必ず衝突するタイミングが訪れます。

新婦:「広い会場がいいから、ホテルがいいな~♪」
新郎:「いや、小さいレストランでいいでしょ」
~このあとケンカ~
新婦:「カラードレス着たいし和装もしたいからお色直し2回やりたい!」
新郎:「それだと中座の時間が長くなるから1回でいいでしょ」
~このあと大ゲンカ~

このように、せっかく自分たちのお祝いの場について準備を進めているのにケンカが多発し「こんなに衝突する人と結婚して、この先うまくやっていけるだろうか」と不安が膨らみ婚約破棄になるパターンも・・・。そんな最悪なことにならないように、準備を始める前にまず決めるべき大事なことがひとつあります。

それは”結婚式を挙げる目的”です。

自分たちは何のために結婚式を挙げるのか、ということを新郎新婦できちんと決めておけば準備途中で衝突しそうになったときに原点に立ち返って冷静に話し合うことができます。自分たちの晴れ姿を大勢に披露するため、親を喜ばせるため・・・、目的はそれぞれなので正解も不正解もありません。新郎新婦で最初に合意しておくことに意味があるのです。

システム導入プロジェクトでも同じことが言えますよね。
何のためにシステムを導入するのか、その目的について事前に関係者間で合意をとっておかないとどこかで衝突が起きます。経営層と現場社員の間で目的に対する認識に乖離があり、経営層の考える目的に沿って決まったシステムの仕様に現場社員が拒否反応を示してプロジェクトがうまく進まなくなる・・・よくある話です。

ちなみに私たちは”結婚式を挙げる目的”を「これまでお世話になった人たちへ感謝の気持ちを伝えるため」と合意していたおかげで、会場はおもてなしサービスで有名なレストランに即決、どこにお金をかけて(例:ゲストに出すお料理の品質は妥協しない)どこを安く済ませるか(例:会場装花・ドレスは極力低コストにする)についても衝突することなく実にスムーズに話は進みました。

こうして順調な滑り出しを見せた私たちの結婚式準備ですが、
細かいタスクに落ちてきたところで色々と問題が発生!

OMG! / Tama Leaver

夫との関係もギクシャクし始め
プロジェクトチーム解散の危機・・・
この続きは次回お伝えします。お楽しみに!!