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インタビュー

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参画するプロジェクトを自分で選ぶ!外資ファームへ転職するまでの「隙間時間」をどう過ごすか

Y.N 様 コンサルティングファーム所属(2019年3月までフリーコンサルタント)
「ファームからのオファーを断ってでもやりたいプロジェクトをアサインナビは紹介してくれました」と語るのは、現在コンサルティングファームに転職されご活躍されているY.N様。転職するまでの数年間をフリーランスとして活動されてきたY.N様に、どのようにフリーランスとして独立され、どのような考えでプロジェクトに参画されてきたのか、そして今回転職に至った経緯をお伺いしました。
今回のインタビュアーは、アサインナビカスタマーエクスペリエンス部の津田が担当しました。

たまたまその時の商流の流れでフリーランスに

アサインナビ津田(以下、津田):本日はお忙しい中お時間いただきありがとうございます。まずはフリーランスとして独立されるまでのご経歴を教えていただけますか。

Y・N様(以下、Y・N:写真はイメージ):大学で会計を学び、その後コンサルティングファームに入社しました。はじめて参画したシステム導入の案件では、業務変革の一連の流れと必要な知識を身に着けました。その後は様々な領域で、コンサルタントやマネージャーとして複数の案件に携わってきました。

ファームでの役職がマネージャーになった年に、上司からの誘いを受けて別ファームでの活動を開始することになりました。私自身は流れに身を任せる感じでしたので「転職」という感覚はありませんでした。そのファームでは主にマネージャーとしてプロジェクトを推進しました。

明確に自分で意志決定をしたキャリアの分岐点は、ファームから経営コンサルタントとしての独立です。当時私が案件化したプロジェクトが所属元のファームでは受けられず、その案件をあきらめマネージャーとしてファームに残るか、自分で会社を立ち上げて受注するかの選択だったのですが、独立を選びました。フリーランスとしてのキャリアスタート後は良い縁に恵まれたこともあり、はじめての案件が終了した後も稼働が空くことなく別のプロジェクトが決まっていきました。

独立して、自分の好きな案件に参画

津田:独立後、仕事探しや契約周りで困ることはあったのでしょうか。

Y・N:さきほどお話しした通り仕事探しの面では特に困りませんでした。契約に関することも、ファーム所属時代に契約手続きの経験があったので分からないこともなく、困ることはありませんでした。

フリーランスとして活動するにあたってご支援いただいたアサインナビの担当の方には諸々の細かいサポートをしていただきましたが、特に企業所属時代と特別なにかが変わったという認識はありませんでした。

実はフリーの経営コンサルタントとしていくつかのプロジェクトに参画している中で、外資ファームから転職のオファーをいただいたことがありました。その頃担当していたプロジェクトが一段落したら、オファーを受けてコンサルティングファームに再就職しようと考えていたのですが、アサインナビから自分にマッチした案件の紹介を受けたためお断りをしています。

私自身のキャリア目標は、デジタル×グローバルの2軸で企業の変革に携わることですが、それを把握しているかのように、英語でのコミュニケーションが多いIT変革推進のプロジェクトをご紹介いただきました。紹介していただいた案件が「グローバル案件」×「デジタルトランスフォーメーション」だったので良い実務経験が積めると思いました。

その頃、私はいろいろなエージェントに登録していたため、他社のエージェントと話す機会もあったのですが、コンサルティング業界に精通し適切なプロジェクトを紹介してくれるサービスは多くありませんでした。アサインナビの担当エージェントに紹介していただいたプロジェクトの内容と私自身のキャリアについて考えた結果、ファームからのオファーは断り、その案件に参画することにしました。

フリーランスでの実務経験を活かしファームの希望職種へ

津田:紹介されたプロジェクトでは、希望する経験が得られましたか。

Y・N:これまでも英語での業務はありましたが、この案件ほど英語を中心として資料作成や会議運営をおこなうプロジェクトはありませんでした。今後のグローバル案件をやっていくうえでも、とても良い実務経験が積めたと思っています。

この案件は大規模のデジタルトランスフォーメーションが推進されていて、この分野の最前線のノウハウやフレームワークを目の当たりにすることが出来たことは大きな自信につながりました。それまでは概念として理解していたデジタルトランスフォーメーションというものが指し示す意味、そしてそれを当てはめる対象やフレームワーク、さらにプロジェクトとしてデジタルトランスフォーメーションをどう進めるのかが説明できるようになったことは大きな収穫だと感じています。

その後、外資のコンサルティングファームから希望するポジションでのオファーを受けて、独立から再度ファームへと転職することにしました。今後はビジネス戦略から全社横断で進めるデジタルトランスフォーメーションのお仕事に関わっていきたいと考えています。

フリーランスとしてのキャリアについて思うこと

津田:フリーランスとしてのキャリアではなく、ファームへの所属を選んだ理由を教えてください。

Y・N:フリーランスの働き方について、自身の経験から2つの課題があるように感じています。仕事は選べるほど多く存在しているものの、フリーで入るコンサルタントのポジションは手を動かしてあたりまえの世界です。体力の面で続けられるのか疑問に思うことがあります。

また、能力面においても「スキルアップの停滞」がおこるのではないかと考えます。フリーランスの仕事は基本的には消費される立場です。新しい知識を学ぶというよりは、自らが持つスキルやノウハウをアウトプットすることがクライアントには求められます。その点では最後のデジタルトランスフォーメーションのプロジェクトは稀に見る幸運なケースで、フリーランスが参画できる案件で成長できる機会はめったにないと思います。

この2つの課題について、ファームで働くメリットの方が大きいと思いましたので企業所属へと戻る決意をしました。例えばファームに所属していれば、最新の業界トレンドやノウハウに関しては、関係する部門の担当者と話すだけで得ることができます。社員のみアクセス可能な豊富なリソースもファームであれば用意されています。これらの観点で勉強するならファームにいる方が良いと思いました。ファーム内でトップを目指すことによって経験できるプロジェクト機会も個人では得られないものかと思います。

Y・N様:

大学卒業後、会計系コンサルティングファームに入社。
その後企業所属のコンサルタント・マネージャーとして数々のプロジェクトをけん引。独立していくつかのプロジェクトに参画後、外資ファームのマネージャーポジションに再就職。今後はグローバル×デジタルの2軸でキャリアを歩んでいく予定。アサインナビは独立期間中に利用。

アサインナビご利用期間中はフリーのコンサルタントとして、そして現在は外資コンサルティングファームのマネージャーとしてご活躍されているY・N様にお話をお伺いしました。ご自身のキャリアづくりにもっとも最適な選択を考え、そして実行に移す大切さをお話をお伺いしながら強く感じました。Y・N様、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

アサインナビ津田 = 文、インタビュー

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