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海外大学の優秀理系人材を採用するには?│アサインナビウィンターサミットミニセミナーレポート

アサインナビでは、IT業界に特化した経営層向けの交流パーティー「アサインナビウインターサミット2018」を2018年12月13日(木)に開催しました。

アサインナビウィンターサミット2018開催レポートを読む

今回は「人材不足の解消に新たな選択肢」を開催テーマに、多くの企業が抱える「探している人材が足りていない」という課題に対して3つの選択肢を提示するセミナーを特別ゲストをお呼びして開催しました。

その3つの選択肢の1つとして、海外大学の優秀理系人材の採用に関して株式会社キャリアメーカーの川村氏にお話しいただきました。

日本における外国人雇用の現状や就労ビザの種類や特性、そして海外人材採用の3つのアプローチ(留学生採用、現地大学生採用、現地採用)、そして採用を成功させるポイントを学びました。

海外の優秀理系人材を採用!注意すべきポイントを解説

今回のセミナーでは、今までに1000名超の外国人人材を採用した経験を持つ川村氏より、外国人採用のポイントが解説されました。

川村氏自身のこれまでの採用支援経験や海外現地で得た最新の情報を基にした、海外人材採用における注意すべきポイントや考え方についても触れられ、実践に則した内容でした。

海外人材の採用には主に日本での採用と海外現地での採用アプローチがあり、海外での採用に関しては株式会社キャリアメーカーとアサインナビが共同開催している2019年3月フィリピン採用&現地視察ツアーの紹介もしていただきました。

外国人労働者の現状と在留資格

はじめに、日本で働く外国人労働者が128万人まで増加していることや、外国人材が担当できる業務内容、そして在留資格の内訳についての解説がありました。

外国人が日本で働く際にポイントとなる在留資格については、どのような資格・職種の方が多いのかという傾向から、申請に当たり認められる業務や専門性が判断されるポイント、また就業後にも注意すべき点について解説されました。

川村氏の説明では、IT業界であれば開発に関わる業務(システム開発・機械設計・建築設計)であれば在留ビザが下りること、そして文系人材であれば営業やマーケティング業務のために採用することが可能ということでした。

申請の基準などは、実際に経験されている方でないとわからない点も多く、ご参加いただいた方々は熱心に聞いていらっしゃいました。

海外人材採用に関わる就労ビザのお話もしていただきました。

海外トップ大学からの新卒採用法

次に、海外人材を採用する前に知っておくべきこととして、相場感の考え方や文化の違いを受け入れることの重要性が言及されました。

アジア圏の優秀な大学を卒業する学生には世界中の企業からオファーがきている引く手あまたの状況にあることが説明され、どの国のどの大学に狙いを絞るべきなのかを詳しく説明していただきました。

その中で川村氏から3つの海外人材の採用手法が紹介されます。

①日本にいる留学生の採用

②現地大学生を日本に呼んで採用

③現地で現地学生を採用

これら3つの採用手法それぞれのメリットとデメリットに関しても事例を踏まえながらご説明いただきました。

現地まで出向いて海外大生を直接採用する方法が解説されました。

2019年3月にはフィリピントップ大に訪問する採用ツアーを開催

最後に、フィリピンの大学を直接訪問し採用面談ができる採用ツアー「フィリピントップ大学採用ツアー」の紹介を経てセミナーは終了となりました。

このツアーは株式会社キャリアメーカーとアサインナビが共同で企画し、現地へは専門のツアーガイドと川村氏が同伴いたします。

少人数で催行する2泊3日のフィリピン大学、アテネオ大学、マプア大学への訪問ツアー中には、あわせて20名以上の優秀な学生との採用面談ができる機会となります。(本ツアーにご興味のある方は an_event@assign-navi.com までお問い合わせください。)

2019年にはフィリピンへの現地採用&視察ツアーを開催いたします。

国内での人材確保が困難となってきている今、アジア地域の優秀な理系人材に目を向けることを学べる時間となり、講義終了後は、参加者の方が講師に質問する場面もあり、関心の高さが伝わるセミナーでした。

今回ご登壇頂いた講師の紹介

株式会社K-NET
代表取締役 川村 慶様

慶應大学商学部卒業後、東京エレクトロンを経て、東京電子設計株式会社の専務取締役就任(1995年)。
組込系ソフトウェア開発子会社「Topmax Philippines」にて、フィリピンとのビジネスに接点を持ち始める。
1998年東京電子設計のキヤノン社への売却に伴い、キヤノン社勤務を経て、1999年株式会社アストラ専務取締役就任、2005年代表取締役就任。2002年アストラ社の子会社としてフィリピン・メトロマニラにAstra Philippines , Inc (アプリケーション開発、組み込み系ソフト開発事業・・・現Astra K-NET)設立し、現在CEO兼任。
2012年、クライアントからのフィリピン進出やフィリピン人材採用の依頼増加に伴いK-NET株式会社を創業。トランスコスモスフィリピン(ゲーム開発の現地法人)、産経オンライン英会話のフィリピン現地オペレーションの立ち上げ及びその後の経営も請け負う。
自社及びクライアント向けの外国人採用は1000人を超えている。