アベイラビリティ

あるシステムを、使用可能な状態のままで維持し続ける能力、すぐに使用出来るかに重点をおいた概念がアベイラビリティである。可用性とも呼ばれる。使用可能な時間のうち、故障などで使用不能となった時間を除き、実際の稼働率で示されることが多い。アベイラビリティに似た概念として存在する、リライアビリティは、システムの故障や破損、不具合の起きにくさや停止のしにくさを表したものであり、一つのシステムにおいて可用性、信頼性において一致する点もあるが、複雑かつ規模の大きいシステムでは、機器や性能を分散し、一つが停止しても全体では支障をきたさないようにする対策をとっている場合が多いため、アベイラビリティとリライアビリティは必ずしも一致しない。