上下割

IT関係フリーエンジニアなどとの業務委託契約の際、月額報酬について、上下割という精算方法がある。このような契約では、たとえば、1か月の就業日数を20日間、1日の就業時間を8時間として、月間160時間を基準とし、1日1時間の不足と1日1時間の残業については、過不足の精算は実施しない。すなわち、月間140時間～180時間の就業時間であれば月額報酬額を100％支払い、140時間未満の場合は控除、180時間を超える部分は加算することになる。上下割という契約の場合、140時間未満の1時間当たりの控除額は、（月額報酬）÷ 140 ×（就業不足時間）、180時間を超える加算額は、（月額報酬）÷180 × （超過時間）で計算する。控除する単価が大きく、加算する単価は小さくなる。なお、精算方式として上下割のほかに平均値で計算する中割という方式もある。

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