FIとは、FInanical accounting(財務会計)の略で、ドイツSAP社の開発したERPソフトウェアであるSAP ERP(R/3)の中核のモジュールの1つ。「外部」会計・制度会計を行うために用いられる。複雑化している会計処理に対応するため、サブモジュールとして、AP(債務管理)、G/L(総勘定元帳)、AR(債権管理)、SL(特別目的元帳)AA(固定資産管理)などが用意されている。
会計のうち、企業「内部」の会計管理を対象としたものはCO(Controlling、管理会計)と呼ばれる。企業内において迅速な意思決定が行えるように開発されたもので、このモジュールによって、組織内の会計情報の把握と管理を行うことができる。