仮想化

仮想化とは、コンピューター上で、ある機能があたかも存在しているかのように振舞う状態のことである。例えばハードディスクを仮想化すると、一つのハードディスクを複数個あるようにコンピューターに「勘違い」させることができ、応用すれば一台のパソコンの中に複数のOSをインストールすることができる。またはその逆で、複数台のハードディスクを仮想化し、一つのものとして認識させて大容量なハードディスクや耐障害性を高めた記憶媒体を作ることができる(特にこの技術のことをRAIDと呼ぶ)。その他にも通信回線の仮想化で、同時に複数の端末が通信することができたり、仮想ケーブルなどでアプリ間の通信を一台のコンピューター内で行うことができたりと、用途はさまざまである。