内部統制

内部統制とは、組織や企業で、不正・違法な行為・ミスなどを出さずに健全で効率的な運営を可能にするため、決められた基準・手続きなどを設けて適用・運用する一通りの仕組みのこと。内部統制は、内部監査に深く関わる仕組みで、構築・運用の重要度が高い。海外で始まり、要請が世界各国に広がった内部統制は、日本においても関連規定が法制度(新会社法)に取り入れられた。内部統制の基本要素は、統制環境・統制活動の他、リスク(組織や企業の目標を達成するまでの阻害要因)の分析と対応、ITへの適切な対応、モニタリングなど。内部統制の適切な導入と整備により、個人の権限や責任などの範囲を明確化でき、業務プロセス確立にも繋げることができる。