サーバー保守エンジニアのキャリアチェンジ法


サーバー保守・監視の仕事はIT業界未経験者でも比較的アサインされやすいこともあり、IT業界へと足を踏み入れるきっかけとして選ぶエンジニアも多いことでしょう。しかしそこから先はキャリアチェンジをしたり、そのまま保守・監視の仕事を続けたりと進む道が変わってきます。

そこで今回は異分野へのキャリアチェンジを希望するエンジニアへ向けて、キャリアチェンジに役立つ情報をまとめていきましょう。

設計構築は、運用監視・保守の延長ではない!

サーバー運用監視・保守の仕事からのキャリアチェンジ先として多いのが、サーバー設計・構築の仕事です。

これはもともとサーバー構築を主な業務とするエンジニアを希望する人間が、その前段階として運用監視・保守の仕事を選んでいると言えるかもしれません。

しかし運用監視・保守と設計・構築の仕事は直接つながりがあるとはいい難く、運用監視・保守から設計構築フェーズへ移るには相応の努力が必要です。運用監視・保守の仕事の単純な延長線上に、設計・構築の仕事があるとは考えないほうが無難です。

そもそも同じサーバーエンジニアとは言っても、運用監視・保守と設計・構築では、必要とされる知識やスキルに明確な違いがあります。設計・構築はどちらかと言えば「開発業務」の一環であり、「保守・運用業務」とは別物なのです。

運用監視・保守の仕事を通してサーバーOSの知識やシェルの使い方、主要なコマンドラインを覚えていたとしても、それだけでは設計・構築へとキャリアチェンジしていくことはできません。

主要なベンダー資格を取得してアピール

では設計・構築へとキャリアチェンジしていくためには、具体的に何が役立つのでしょうか。ここではまず、扱うサーバーOSやネットワーク機器に関するベンダー資格の取得をおすすめします。

資格を取得したからといって、それが設計・構築の能力を保障してくれるわけではありませんが、OSやネットワーク機器に関する知識を体系的に習得することで、より応用がききやすい状態へとステップアップできるのです。

また、スキルシートに取得した資格名を記載することで、キャリアチェンジに対する意欲や努力の証跡を残すことができることもメリットでしょう。

設計・構築の案件を希望する際には、自己研鑽の証としてアピールする材料になりますので、可能な限り取得をおすすめします。

スキルシートについては、面談確率がアップするスキルシートの書き方でも詳しく紹介しています。
スキルシートのひな形も用意していますので、参考にしてみて下さい。

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自宅でできる簡易構築で知識を身に着ける

オープンソースOSを使ったサーバーであれば、自宅でも簡易なサーバー構築が可能です。

特にLinux系ディストリビューションの多くは簡単にOS本体を入手できるうえ、構築に関する情報も豊富に存在しています。Linuxは古いPCでも比較的軽快に動作するため、サーバー用の高価なPCを新調する必要もありません。

たとえば古いPCにLinuxをインストールし、Apacheを仕込みつつcronでスクリプトの自動実行を制御するという内容だけでも、さまざまな知識が身につくのです。

書店で入手できる書籍やネット上の情報をもとにしながら、少しずつサーバー構築を進めていけば、単なる座学よりも断然知識が身に付きますし、構築作業の感覚もつかみやすいでしょう。

保守業務を突き詰める覚悟も大切

ここまで設計構築へのキャリアチェンジについてお話ししてきましたが、誰もが設計・構築へとキャリアチェンジを目指すわけではありません。

運用監視のオペレーターからキャリアをスタートさせ、保守のエキスパートとなってチームのリーダーやマネージャーを目指すといったキャリアパスも、十分に遣り甲斐のあるものです。

無理にキャリアチェンジを志すのではなく、時には保守業務を突き詰めて専門家を目指す覚悟も、将来のキャリアパスのためには大切になることを理解しておきましょう。

そのためにはまず、自分が最終的にどのような仕事をしたいのかを明確にしておかなければなりません。

周囲に流されるままに漠然とキャリアチェンジをすることがないよう、自分なりのビジョンをしっかりと持つことをおすすめします。

プログラミングを学ぶなら

保守以外のキャリアを考えたら、まずは興味のある言語のプログラミングを学んでみてはいかがでしょうか。
せっかく学ぶのであれば、仕事に繋がるスキルを身につけられる方法を選ぶのがベターです。

独学で学ぶ方法もありますが、全く経験がない場合はつまづいてしまう人も多いものです。
仕事につなげたいと考えている場合には、仕事として使えるレベルのスキルに近づけなければなりません。
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