トレンドの「Go言語」を抑えておくべき理由/エンジニア

Go言語

2009年に登場してからというもの、破竹の勢いで世の中に浸透しつつあるGoogleのコンパイラ言語「Go言語」。2016年現在では今後最も期待される言語のひとつとして数えられています。当然、エンジニアとしても抑えておきたい言語になりそうです。そこで今回は、いまトレンドのプログラム「Go言語」を抑えておくべき理由について説明したいと思います。

Go言語は抜群のパフォーマンス

Goは処理速度が速く、情報システムやサービスにパフォーマンスを求める企業からの評価が高い言語です。

今や多くの企業で夜間バッチ処理やバックエンドでの膨大な処理を、企業活動の要としています。ビジネスの背景で動くような、重く複雑で同時並行することが多い処理では、Go言語のパフォーマンスが重宝されています。

このように各種データ集計や分析、他システムとの連携などを得意とするGo言語は、今後企業の基幹システムを中心に採用されるケースが増えるのではないかと予想されます。
企業の基幹系といえば、必然的にプロジェクトの規模は大きくなり、必要とされる技術者の数も多くなりますから、Goを抑えておくことで案件に参画できるチャンスが生まれることでしょう。

実際にサーバーサイドで「Go言語」を採用したプロジェクトでは、環境に依存しない点や外部ライブラリが使いやすい点、シンプルさなどが評価されています。

Goであれば、Linuxが動くという最低限の環境でも動作するポータブルなバイナリが生成されるので、プロビジョニングの手間がほとんどなく、動作も環境にほとんど依存しません。

引用元:https://www.cyberagent.co.jp/specialsite/Golang/detail/id=10981

シンプルで豊富なGo言語の標準パッケージが魅力

Go言語はシンプルな言語使用と、標準パッケージの豊富さも魅力です。

繰り返し処理の構文としておなじみの「while」や「do」などが存在せず、「for」のみで繰り返し処理を実現していることからも、そのシンプルさが伺えます。
これは、コンパイル言語の弱点であった「コンパイルに要する時間的コスト」を削減することで、現在主流となっているスクリプト言語に近い使用感を実現したいという背景があったと推測されます。

また、構文のシンプルさは万が一不具合が起きた場合の障害箇所の早期発見や、想定外の動きをすることの予防としても作用しますよね。
Goは「本当に必要なものだけを、可能な限り高速で」動かすために作られた言語と言えるのかもしれません。

さらに標準搭載されているパッケージも豊富で、ファイル圧縮や暗号化、HTTPやSMTPなどネット関係のプロトコル、ベンチマークに関するパッケージまで、幅広く取り揃えています。

これら標準パッケージと、開発を支援する独自コマンド「Go ~」を使用すれば、大抵のことは実現できてしまう強力さは大きな魅力です。

今後Go言語の採用実績が増えていけば、クライアント側にもGo言語の魅力が知れ渡ることになり、シンプルで不具合が少なく安定したシステムを早期に完成させられる言語として、案件が増える可能性が高いのです。
Go言語,プログラミング

国内では圧倒的にGo技術者が不足。エンジニアにとってはチャンスに

Go言語は2009年にリリースされてからというもの、海外を中心に順調に勢力を拡大してきました。

Google発の言語でありながら、当初はLinuxとMac OSにフォーカスされ、その後2012年にはWindowsを、さらに2014年にAndroid、2015年にはiosという具合にコンシューマー向けの環境にまで拡がりを見せています。
海外の一部では「まるでロケットのようだ」と言われるほど、今まさに勢いのある言語なのです。

その一方で、新興言語特有の実績の少なさから、国内では今だエンジニアの数が少ないという課題もあります。

Goを使ってwebサービスや情報システムを構築したいけれど、エンジニアがそろわないため他の言語を選択したという事例もあるほどで、今後Goエンジニアの価値は高まっていくことは間違いないでしょう。

他の言語にも言えることですが、言語の市場が拡大していく中でスキルを磨くことは、自分の価値を高められるチャンスでもあります。
すでにスキルセットの内容が十分なエンジニアであったとしても、その中に成長著しい「Go」を加えておくことは単価アップのチャンスになることでしょう。

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