決められたオフィスではなく、カフェなどでノートパソコンやタブレットを駆使して仕事をするノマドワーカーが注目されています。自分で働く時間と場所を自由に選択できる新しいワークスタイルです。今回は、そんなノマドワーカーについてまとめました。ノマドワーカーに向く人もあわせてチェックしてみてくださいね。
新しいライフスタイル「ノマドワーカー」とは
最近ではよく知られるようになりましたが、ノマドとは本来英語で「遊牧民」のことを指します。従来のように決められた時間にオフィスへ場所へ出社し、就業規則に従って働くというスタイルの対極に位置する概念になります。
何といってもノマドワーカーの一番の魅力は、仕事をする時間と場所を自由に選べること。もちろんどんな仕事にも締め切りはありますが、それさえ守ればいつどこで仕事をしても自由なのです。
仕事以外にも大切にしたい時間、例えば育児や家族との団欒などもフレキシブルに調整することができます。もちろん、旅先で仕事をすることもできます。仕事をする環境や時間を選ばないのがノマドのメリットの一つなので、バカンスのついでに仕事をすることもあるかもしれません。
時間や場所に縛られることが苦手な上に、忙しい会社員生活を送っている人から見れば、かなり魅力的に映ることもありそうですね。ノマドは、情報技術が発達した現代だからこそ可能な、新しいライフスタイルと言えます。
ノマドワーカーに向いている職種
職種としては、ライター、プログラマー、デザイナーなどが多く、会社員のノマドワーカーもいますが、フリーランスもしくはそれに近い人が多いようです。つまり個人の能力が要求される仕事内容がノマドワーカーに向いていると言えます。
ノマドワーカーに求められるもの
ノマドワーカーには、「高い自己管理能力」と、「専門性の高い技術や知識」が求められます。
ノマドワーカーは、組織で仕事をするのとは違い何から何まで全てを自分で管理しなければなりません。これは従来のフリーランスや自営業者でも同様なのですが、ノマドワーカーの場合は転々と場所を移動するためにより自由度が高いといえます。移動や休憩が自由であるだけに、綿密なスケジュール管理をせずに怠惰に流れてしまうと、当然仕事は進みません。高い自己管理能力が試されるといえます。
また、ノマドワーカーには、専門性の高い技術や知識が必要になります。というのも、所属していれば固定給がもらえる会社員とは異なり、完全出来高制、成果報酬型の仕事が多く、個人の能力で収入が決まるためです。つまり、自分の技術やスキルに自信がある人には、より能力を発揮しやすい働き方です。
自分の専門性や独自性にプライドを持って、このワークスタイルを選べる方向きの働き方といえます。
ノマドワーカーに必要な環境と持ち物
外出先などで仕事をするノマドワーカーには、ネットワークへつながる回線と情報端末は必需品。取引先や仕事上のパートナーと、チャットツールや共有アプリでコミュニケーションを図る場合も多く安定した通信環境は確保したいところです。いまは、電源とWi-Fi完備のカフェなども増えてきているので、事前に調べておくのをおススメします。
外出先で仕事をするための持ち物としては、スマホの電源アダプターやWi-Fiルーター、バックアップ用のメモリやポータブルHDDなどが必要となります。また、いざという時のためにも手書きの手帳とペンも職種を問わず必須アイテム。職種によってはカメラも必需品となり、かなりの持ち物の量になるのは覚悟しましょう。
とはいえ、年々軽量化しているアイテムも多く、選択肢の幅も広がっているため、自分に合ったアイテムを見つけて仕事の効率化を図ることもノマドワーカーのポイントといえそうです。
