スキルシートと面談を攻略!フリーランスの選考通過のポイント

フリーランスの選考通過

フリーランス、特にフリーエンジニアやフリーコンサルタントは、プロジェクト単位でアサインされることが多く、その実績をキャリアとして次の仕事につなげていくことになります。新しい案件へ参画をしたい場合、その案件を探し応募し採用されなければなりません。その選考の過程で必ず必要となるスキルシートと面談のポイントを現役人事担当者が解説します。

フリーランスの選考に不可欠な「スキルシート」の書き方ポイント

IT業界での人材採用にあたり、提出がほぼ必須となっているスキルシート。
そのスキルシートは、誰に向けてどのようなポイントをアピールするか考えて書く必要があります。スキルシートをチェックする担当者と、それぞれのスキルシートに対する着眼点をご紹介します。

スキルシートは誰が見るのか?

事業会社でフリーエンジニアやフリーコンサルタントを活用する場合、多くの場合は人事担当者とフリーランスの配属先の職場の責任者(管理職)がスキルシートをチェックします。
そして求めるレベルに達している人を出来る限り、採用したいと考えています。
たいていは2人以上の目でシートを確認します。

人事担当者は技術的には知識が未熟である場合も多く、最終的な決定権は人事部が握っているとしても、実際にスキルシートをチェックしアサインの判断をするのは現場に配属されたあとに共に仕事をしていくのは現場の責任者です。スキルシートは人事・現場責任者と複数名がチェックする場合が多いですが、現場の責任者の方が人事担当者よりも細かくスキルシートに目を通す傾向にあります。

たいていの採用責任者は、一人のスキルシートを読む時間は30分未満だと言われています。
現場の責任者(管理職)は人事担当者よりも忙しい場合が多く、さらに短い時間で判断する場合が多いです。忙しいため、どうしても一人当たりの書類チェックにかける時間は短くなりがちです。

その短い時間で適切に自分のスキルを伝えるために、スキルシートは、見やすくわかりやすく記載されている必要があるのです。

人事担当者と現場管理者のスキルシートの着眼点の違い

人事担当者は「採用」をメイン業務にしていることが多いため、人材を雇い入れるという観点から判断しがちです。それに対して現場のIT系の管理職は、当然のことながら「スキル」を重要視する場合が多いです。

具体的には、人事担当者の目線で着目するのは「協調性がある人かどうか」。
つまり「会社の中でトラブルを起こさない」かどうかで、コミュニケーション能力や人柄といった部分を評価する傾向にあります。
それに対して、現場管理者が求める能力は「プロジェクトの既存メンバーの負担を減らし、業務効率を上げられる人」であり、「タフでスキルのある人材」を必要としています。

同じスキルシートを見るメンバーでも、ここまで目線に落差があります。
スキルシートの記載には、この両者の要求を満たす必要があるのです。

スキルシートの書き方ポイント

では、この両者の要求を満たすためには、どのようにスキルシートを記載していけばよいのでしょうか?
業務経験を羅列するだけでは、損をしてしまう可能性もあります。

業務経験を羅列して書くだけでなく、その背景にあるエピソードを盛り込むことが効果的といえます。
例えば、以前に従事していた案件で問題が発生したが、それを自分の腕だけでなく、チームで協力して乗り越えたというようなエピソードはとても有効になるのです。

    具体的なスキルシート記入の際の注意点

  1. エピソードも盛り込む
  2. 先ほどご紹介している通り、経験の羅列だけでなく、その経験で得られたものの具体例といえるようなエピソードを盛り込んでみてください。
    経験だけでは、同じようなスキルを持つ人が何人もいるかもしれません。
    その中で、エピソードなどがあれば差別化にもつながりますよ。

  3. 断定表現で記載する
  4. 必ず言い切りで書きます。自信があるように見られるようにしましょう。先述したエピソードを盛り込む場合も断定表現を心掛けましょう。

  5. 経験はすべて記載する
  6. 「○○という仕事について何年間の経験あり」という風に、具体的な年数を書きましょう。使用した経験のある言語などは期間が短くても長くても必ず書くこと。経験として前向きに見られます。また、必ず期間は西暦か和暦かで統一しましょう。

  7. 業界用語に注意
  8. いわゆるエンジニアだけがわかるような一般的ではない言葉は書かないようにしましょう。人事が技術系に関して素人だった場合、内容が通じず損をしてしまう場合もあります。

  9. 見やすさを重視
  10. 必ず文頭やレイアウトは統一しましょう。見た瞬間にわかる読みたくなるようなスキルシートが理想です。

基本的には履歴書と同じ。
人事担当者は履歴書の方が読み慣れているため、履歴書のフォーマットを参考にすると書きやすいです。

スキルシートについては、面談確率がアップするスキルシートの書き方でも詳しく紹介しています。
スキルシートのひな形も用意していますので、参考にしてみて下さい。

フリーランスの面談 受け答えテクニック

フリーランスが案件に参画する際に行う面談時間は、通常の正社員を採用する面談よりも短い場合が多いです。正社員を採用するための面談に1時間30分時間を使うとしたら、フリーランスは30分程度で面談を行います。
所要時間の差は重要性の差ではなく、単純に求める能力の違いでこの時間配分にされています。

長い時間働き、労働時間に対してお金を支払う必要のある正社員と、短い期間で出来るだけ成果を上げることを求める必要があるフリーランス(業務委託)では、それだけ確認する内容と質問に差を設けているということです。

面談を受けると、なぜフリーランス(業務委託)にこんなことを質問するのだろう、仕事の能力とは関係ないじゃないかという質問に出くわすこともあります。
しかし、基本的にフリーランス(業務委託)の契約の可否を決定する重要な面談において、意味のない質問はありません。スキルとは関係ないと思われがちなものの、よくある質問の意図についてご紹介します。

    面談で聞かれるスキル以外の質問項目

  • あなたの長所と短所について教えてください。
  • 典型的な質問ですが、必ず個性が受け答えに出てくる質問です。

    長所は「仕事で必要な判断をすぐにできるところ」。
    短所は「深く考えないところ」という風に受け答えすれば、当然、せっかちな人だととらえてしまいますが、「納期を守る意識の高いエンジニアだな」という風に判断する人もいます。「じっくり判断できる人材がほしい」という会社であれば難しい結果になってしまうかもしれません。
    つまり、答えに正解はなく、その会社のスタンスに合っているかどうかを判断するためによく聞かれる質問となっています。

  • 友人のあなたに対する評価は?
  • 友人からは、私は「軸がブレないところがいい」と言われていますなど、様々な言葉で返すことが可能な質問です。プライベートな質問を通して、周囲と上手くプロジェクトを進められるかなどを判断しています。

    また、この質問は自分を客観視できているかどうか、コミュニケーション能力や人間性に問題がないかなど、様々な要素が詰まっています。

  • 前回従事していた職場(プロジェクト)での不満点は?
  • これも典型的な質問です。
    自分ではどうしようもできない条件の部分(報酬の多寡など)以外のことは控えましょう。
    お金の話題は逆に積極的にするようにしても構いません。
    それだけ「自信がある」という風に捉える担当者も多いです。

  • 学生時代の自分はどうでしたか?
    自分の仕事の能力についてはどう思われますか?
  • さて、これは非常にわかりやすい「曖昧」な質問の代表格です。
    「どうってどういうことですか?」オウム返しにならない様に気を付けましょう。
    「私は学生時代、よく気が付くやつだと言われていました。仕事の能力については、一人で○○の分野ならば判断できます。この質問では、私の性格を問われていらっしゃるのでしょうか?それとも仕事能力について問われていらっしゃるのでしょうか?」
    というように、答えの後に質問を返しましょう。

    曖昧な質問は曖昧なままで終わらせずに、自分が最もアピールできるポイントを伝えてから、逆に意味を問い返すというのが有効です。

特にフリーランスと契約を締結する場合、フリーランスは業務の中で自分の判断基準と権限で業務を進めていく必要があります。
曖昧な質問を曖昧なままにしておくとマイナスに判断されてしまう可能性もあります。

フリーランスが選考を通過するポイント まとめ

フリーランスとの契約締結においては、事業会社は期待している役割として、いま在籍している社員の助けになる存在か、既存の社員よりも能力を持った人材を期待しています。

見やすく整備されたスキルシートを用意し、自分のスキルを適切に伝えられるように見直してみましょう。経験スキルだけでなく、その背景やエピソードなども人事担当者へは有効なアプローチとなります。

また、面談の際にはスキルに関する質問はもちろんのこと、関係ないと思われる一般的な質問にも受け応えられるよう準備をしておくとよいですよ。

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