2000年代初頭に火が付き始めたブログブームで、有料・無料問わずいくつものブログサービスが展開されるようになりました。日本国内のブログブームは落ち着いたとの見方もありますが、依然としてブログは個人、団体問わずweb上の情報公開の場として機能しています。そんなブログ界隈の話題をここ数年独占しているのがWordRress(ワードプレス)です。
WordPress(ワードプレス)が何故ここまで話題になり、商用・個人利用問わず多くの人に選ばれるようになったのか。今回はWordPress(ワードプレス)の説明の後に、その理由に迫ってみたいと思います。
WordPress(ワードプレス)とは
WordPress(ワードプレス)はオープンソースのブログソフトウェアです。
簡単に言ってしまえば「PHPとMySQL製のコンテンツマネジメントシステム(CMS)」です。その機能をフル活用するならば、ブログ作成ツールと言うよりwebサイト構築ツールといったほうが正しいでしょう。テンプレートやプラグインも豊富に用意されているので、特別な専門知識がなくても商用レベルのブログを作成することができるため人気となっています。
参考サイト:WordPress.org
PHPに関してはWebエンジニアなら押さえておきたい「PHP」のメリット/エンジニアもあわせて読んでみてください。
それでは、WordRress(ワードプレス)人気の理由を3つご紹介します。
WordPress(ワードプレス)なら本格的なカスタマイズが簡単にできる
通常、本格的な企業サイトや商用利用サイトを立ち上げるためには、webプログラミング言語でソースコードを書き、さらにデータベースも用意する必要があります。個人利用では無料ブログツールで十分な場合が多いのですが、カスタマイズやドメインに制限があることがほとんどです。
その点、WordPress(ワードプレス)は圧倒的な自由度を誇りながらも、プログラミングがほぼ不要で直感的に操作可能なGUIベースのツールなので、本格的なカスタマイズが簡単にできます。
最近は国内のレンタルサーバーでもWordPress(ワードプレス)自動インストール機能を持つものが増え、クリックひとつでwebサイトの土台部分構築が完了することは大きなメリットです。
さらに様々な拡張機能を備えたプラグインが豊富に取り揃えてあり、GUIでプラグインを追加していくだけで、それなりのwebサイト作成ができるのは、圧倒的な強みのひとつと言えます。
WordPress(ワードプレス)ならマルチサイト運営が手軽にできる
WordPress(ワードプレス)を使うことで、複数のサイトを同時に運営するマルチサイト運営が簡単にできます。マルチサイト運営のためには、WordPress(ワードプレス)の設定ファイルに少し手を加える必要がありますが、それでも一つのツールから複数のwebサイトを更新できることは、非常に便利です。
ディレクトリ単位で複数にわける方法と、サブドメインでわける方法があり、用途や目的によって使い分けができます。これが商用利用や宣伝のためにいくつかのwebサイトを立ち上げて運営するような、ビジネスユーザーからの支持を集めている理由でもあります。
SEOに強いWordPress(ワードプレス)
WordPress(ワードプレス)は検索エンジンに最適化された作りになっており、特にSEO対策を施すための機能がいくつか実装されています。独自ドメインの取得が可能な点や、検索エンジンにサイトマップを送信できる機能、類似記事リストの自動表示機能、タグ編集機能などがSEO対策の手助けをしてくれます。
ブログ形式のサービスやツールで、ここまでSEOを意識した機能を内包しているものは無かったため、アフィリエイト対策やアクセスアップにつなげ易いツールとして人気を集めたのです。
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