アプリ開発案件のここをチェック!10のチェックポイント

アプリ開発

アプリ開発の案件は、最近のスマートフォンやタブレットの隆盛とともに、増加の一途にあります。そのためか、営業担当の方がその会社に適していない案件を取って来ることも。そうなったときに、困るのはアプリを開発する担当者だけではなく、クライアントにも迷惑をかけることに。
今回は、ソフトウェア開発会社で案件を選択する立場の人が、どのように案件を選択したらよいのかを解説します。フリーランスや個人事業者の方も同様ですので、読み替えてください。

アプリ開発案件選択ポイント1 OSの適合性

クライアントの求めるアプリがあなたのソフトウェア会社が対応可能なOSであるかどうかです。アプリであれば、大きくは以下に分かれます。

アプリOS
・AppleのiOS
・GoogleのAndroid
・MicrosoftのWindows Phone ( Windows Mobileの後継 )
・その他、Samsung等のTizenなど

実際には、iOSかAndroidの寡占状態ですので、これらのどちらか、または両方のOSの上で動作するアプリを開発することになります。
あなたの会社でそれらのOS上のアプリを開発できるかどうかをまず確認してください。日本では、iOSが最大シェアを占めていますが、世界的にはAndroidが利用されていますので、近年は両方のOSをサポートする案件が多数を占めます。ターゲット利用者が、ある程度絞られている場合には、iOSのみのケースも多いです。

さらに、OSのバージョン、機種数は重要なポイントです。対応するOSの種類によって、使用するプログラミング言語や開発ツールも異なってくるでしょう。アプリ開発では新機種の発売や、OSのバージョンアップなどにより新たな機能が搭載されることが多くあります。
その反面、古いOSのバージョンや、過去に販売された機種への対応が必要な場合に、そのような新機能を使えないことが多くあります。

アプリ開発する場合には、アプリをどのバージョンまで使えるようにするかは、アプリ自体の品質を左右するため、非常に注意が必要です。

対応する機種で言えば、各機種の解像度も、重要なポイントです。
解像度で同じ画像を使用しても、見た目に差が出る場合があります。
その場合には解像度ごとに画像を準備する必要があるため、その点はデザインについても考慮が必要です。
対応する機種にiPhoneタイプの端末以外にも、タブレット端末やスマートデバイスへの対応が必要かどうかも事前に確認しましょう。

アプリ開発案件でのチェック項目

  • 対応するOSの種類や端末の機能
  •   

  • 対応するOSのバージョンで使用可能/不可能な機能/技術
  •   

  • 対応する機種の画面解像度

iosエンジニアの現状についてはこちらをご参照ください。

アプリ開発

アプリ開発案件選択ポイント2 アプリの種類の適合性

アプリにはいくつかの種類があります。大きくは以下に分かれます。

アプリの種類

  • ゲーム
  • ユーティリティ
  • 広告

まず、ゲームかそうでないかで大きく可否が分かれます。
よほど簡単なゲーム(例えばブロック崩し)でなければ、ゲームアプリの開発方法と、その他のアプリの開発方法は大きく異なります。

ゲームアプリを開発する経験があるのであれば、案件で求められるタイプのゲームも開発可能な体制があるかどうか確認しましょう。ゲームにもいろいろ種類がありますので、ブロック崩し型ゲームを開発可能であったとしても、恋愛ゲームを開発できるとは限りません。
ゲーム以外のアプリについては、開発経験があれば検討対象としてよいでしょう。
開発に際して、未知の部分があるかもしれませんが、ゲームほど困難で越えられない壁にぶつかることは少ないです。

アプリ開発案件選択ポイント3 アプリの開発言語やフレームワーク

案件の中で、アプリの開発言語やフレームワークを指定される場合があります。対応可能かどうか確認しましょう。
iOSの場合は特に、Objective-CかSwiftのどちらの言語で作って欲しいかを指定されることがあります。
特に既存アプリの改修案件の場合には、言語を変えたくないため、指定されるので、対応可能か確認が必要です。

Swiftについてはこちらで解説しています。

アプリ開発のチェック項目

アプリ開発案件選択ポイント4 サーバサイドアプリケーションの必要性

案件がサーバサイドアプリケーションを必要とするかどうかを確認しましょう。
よほど簡単なアプリでなければ、アプリケーションサーバ(Webサーバを含みます)と連携するものがほとんどです。
サーバサイドアプリケーションがクライアントにより別途用意することになっている場合には、アプリの開発に注力できますが、そうでない場合はサーバサイドアプリケーションとのインタフェースの調整が必要となります。

サーバサイドアプリケーションが必要である場合、案件で次のような項目が指定されているかも知れません。

サーバサイドアプリケーションが必要な案件の確認項目

  • サーバのOS、バージョン
  • アプリケーションサーバやWebサーバの種類
  • サーバサイドアプリケーションのプログラミング言語やフレームワーク

あなたの会社で上記の条件を満たせるかどうか確認しましょう。
案件によっては、サーバサイドアプリケーションは必要だが、どのような構成でも良い(実際には明示されていない)ことがあります。
自由な構成で開発して良いか、クライアントに確認しましょう。
また、サーバを誰が用意するかを確認しましょう。クライアントが用意してくれていれば良いですが、全て開発側にお任せということも多々あります。

アプリ開発案件選択ポイント5 UI/UX/デザイン

開発したアプリの評価が分かれる点と言えば、「使い勝手」が挙げられます。
その「使い勝手」は、アプリの画面のUI、UX、デザインは非常に重要なポイントです。

画面デザインやUI/UXをデザイナーが担当することが多いですが、アプリ開発においては、プログラマもこの点は無視できません。

UI/UXのチェックポイント

  • 説明がなくても操作できる画面配置
  • 入力の手間を省く選択肢の配置や入力アシストの工夫
  • 画面遷移数が少ないシンプルな作り
  • 待ち時間が少なく済むようなデータ読み込みの技術
  • 画面解像度に依存することのない画面配置
  • 上記のポイントは、どの端末でも見た目や使い勝手が良くてはならないため、高度な技術が必要になります。
    従来のシステム開発での不具合のような点と異なり、アプリ開発の品質としては、開発するプログラマにも非常に重要な責務が求めれらます。
    開発に入る前にデザイナーやコーダーへも直接ヒアリングができる環境だかどうかも確認しておきましょう。

    アプリ開発時のデザイン

    アプリ開発案件選択ポイント6 著作権/ライセンス

    アプリ開発の仕事で、「アイコンやボタン画像をアプリ内で使用する」、「アプリ内で音声や動画を再生する」「アプリ機能の拡張のため、ツールやフレームワーク、ライブラリを導入する」などはよくあること。

    このような際に注意する必要があるのが、提供された素材やツールの著作権、ライセンスです。
    アプリを公開する発注者様から提供された素材なら、使用に関しては問題ないですが、もし転用する場合には著作権の問題ないか必ず確認しましょう。
    場合によっては著作権フリーの素材や、自作の素材を使うなどの対応が必要になります。

    また開発者の場合には、使用しているツールやフレームワーク、ライブラリのライセンスについても注意しましょう。使用範囲や、改変した場合などにはそれぞれのライセンスに応じたルールがあります。

    アプリ内でライセンスの表示や、場合によってはソースコードの開示も必要なるので、使用前にこちらも必ず確認しましょう。

    アプリ開発案件選択ポイント7 納品物の範囲

    納品物を契約前に確認しましょう。アプリだけの場合は少ないです。
    仕様書、ソースコード、テスト結果報告書など、開発の成果物は基本的にクライアントに納品するのが通常です。

    アプリ開発案件選択ポイント8 保守の必要性

    納品後の保守について、案件を受ける前に確認しましょう。
    問題が発生した場合、通常一次調査を行い、原因箇所をある程度特定して本格的に原因調査を行います。一次調査をクライアントが行うのか、全てあなたの会社で受けるのかをはっきりさせましょう。
    保守を開発契約に含めるのか、保守契約を別に用意するかを確認しましょう。小さな開発であれば、開発契約に含めても良いでしょう。本来は、保守契約を結ぶべきです。

    アプリ開発案件選択ポイント9 売り上げ

    最も基本的で大切なのが売り上げです。
    コストは、アプリに限った話ではなく、IT関連開発全般に言えることです。コスト(あなたにとっては売り上げ)調整は、あなたの会社の方針に従って慎重に行いましょう。

    新規のクライアントで、かつ初めてのアプリ開発の場合、案件でリクエストされる発注額が極端に少ないことがあります。今後の継続受注を期待して、安価でも受けるのか、正確に見積もった価格で提案するのか、プロジェクトマネージャレベルの判断が必要です。収益が見合わない場合には、案件を断ることになります。

    アプリ開発の売り上げ

    アプリ開発案件選択ポイント10 マーケット申請/公開

    iOSアプリもAndroidアプリも、一部の人が使う場合には、AppleのApp Storeや、Google Playへの登録は必要ありません。
    しかし、これはレアケースであり、通常はAppleおよびGoogleの開発者ライセンスを取得し、それぞれのストアにアプリを登録して、一般に公開します。

    マーケット申請と公開の流れ

    • マーケットへのアカウント申請
    • マーケットへのアプリの審査依頼
    • アプリ審査の合否判定後の対応
    • マーケットへの公開
    • まず、アプリの登録を、誰が、誰のライセンスで行うかを確認してください。考えられるのは以下のパターンです。

      ・開発者(つまりあなた)が、開発者のライセンスで登録する。
      最も容易な方法ですが、アプリの提供者がクライアントの名前になりません。また、有料アプリや課金アプリの場合、収益が開発者側に振り込まれますので、クライアントへの支払いに作業が発生します。

      ・開発者が、クライアントのライセンスで登録する。
      容易ですが、クライアントの用意した開発者アカウントを借用することになるため、情報漏洩には注意が必要です。クライアントから作業を委託された場合には、申請時に必要な費用も経費となるため、報酬に上乗せして請求する必要が出てきます。

      ・クライアントが、クライアントのライセンスで登録する。
      最も望ましいですが、アプリの登録作業は少々手間がかかりますし、事前に準備の依頼が必要となります。特にiOSの場合、Macが必要です。慣れていないクライアントは嫌がるでしょう。
      さらにアプリ審査での合否によって、追加対応が必要な場合などもあります。

      ここで挙げたポイントは費用が絡むため、マーケットへの審査/公開前後でトラブルになることが非常に多い内容です。
      そのため、可能であれば契約前に発注者様としっかり内容を確認した方が良いでしょう。

      まとめ

      アプリ開発の受託を検討する際の注意点を、10のポイントに分けて紹介していきました。
      アプリ開発は、新機種の発売やOSのバージョンアップなどが多く、非常に短期間での開発が求められる世界です。
      どのポイントも開発中に問題となり、場合によってはトラブルが発生し易いポイントです。
      しかし開発を始める前に必ずクライアントとの間で、相互の認識を確認することで、トラブルを未然に防げます。アプリ開発の案件をスムーズに進行するためにも、しっかりとポイントを押さえて、高品質なアプリを開発していきましょう。

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