IT業界で働くエンジニアは場合によって、非常に勤務時間が長くなり、仕事がきつくなります。その様な状況から慢性的な人手不足に陥る企業やプロジェクトも多いのです。そこで常に人手不足であるインフラエンジニアの実態についてまとめていきます。
■目次■
インフラエンジニアの実態1障害対応は時間との勝負!
エンジニアの中でも特に、システムの土台を支えるインフラエンジニアは、常に障害対応に備えておく必要があります。インフラ側で障害が発生すると、関連するシステム全てに影響を与えます。顧客企業で使用している業務アプリや夜間処理がストップしてしまうのです。
現代は企業活動の多くがIT化されていることもあり、給与計算や勤怠管理、窓口業務、各種データの蓄積が麻痺してしまうことになります。そのため、万が一サーバーやネットワークで障害が発生した場合には、最優先で復旧させることが求められるのです。そうなると大変なのは現場のエンジニアです。
深夜だろうが会議中だろうがおかまいなしに、最短での復旧を求められますから、必然的に仕事はきついものになるでしょう。障害が起こった時のためにシステムの冗長化などで対策を講じていても、どこかで必ず人手が必要になりますし、インフラエンジニアの需要がなくなることは無いのです。
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インフラエンジニアの実態224時中動き続けるシステムを常に保守、運用する必要が生じる
インフラエンジニアは、常に動き続けるシステムを見守らなければいけません。特に金融系や公共系のシステムは常時問題なく稼働することが「満点」ではなく、「及第点」と捉えられる傾向があります。早い話がきちんと動いていて当たり前。時には顧客の業務であるデータ分析やデータ投入の一部をお手伝いすることもあります。
さらに顧客の業務都合に合わせてきめ細かい調節を行ったり、業務終了後の締め処理を確認したりと、タイトなタイムスケジュールに沿ったオペレーションを求められます。
このようなオペレーションの中で、もちろん顧客側とコミュニケーションをとることも多く、精神的な負担を感じるエンジニアも多いでしょう。
常に精密な処理を求められることや、顧客とのコミュニケーションに疲れ「しごとがきつい」と感じるエンジニアが多いようです。
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インフラエンジニアの実態3復旧作業は評価されにくいが障害が起きると責任が生じる
インフラエンジニアの中には、「評価されにくい」という感覚を持つ方がいます。
その理由は「障害から復旧させる際のスピード」「判断力」「障害を特定するための切り分け能力」が、見逃されがちなことにあるでしょう。システムに障害が起きたとき、その原因を素早く特定し、効果的な対策を講じて復旧させるオペレーション能力は、非常に高度なスキルなのです。
しかし実際には復旧作業後にあまり評価されず、一方で障害が起きたときは矢面に立たされるのであれば、エンジニアがきついと感じても仕方ないのかもしれません。
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インフラエンジニアの人手不足はチャンスでもある
これらの理由から、インフラエンジニアを脱出して他分野のエンジニアへとキャリアチェンジする人が多いため、慢性的な人手不足が生じます。本来は「縁の下の力持ち」として評価されなければいけないインフラ側は、アプリ開発やweb系開発のエンジニアに比べて日陰の存在となりがちです。
しかし裏をかえせば、確かなスキルと対応力を持っていれば、人手不足の市場で常に仕事があるということにもなりますね。サーバー、ネットワーク、データベースに関する知識を保有し、オープンソース系のOSも難なく操作できるようなインフラエンジニアはどこに行っても必要とされるでしょう。
しごとがきついと感じる瞬間があるのは、どの業界のどの職種でも同じ。ならば市場価値があがる分野で活躍しようという気概があれば、いくらでも上を目指せる環境と言えるかもしれません。
ぜひ自分の適性と比べながら、インフラエンジニアとしての価値を高めてみてくださいね。
インフラエンジニアの実態まとめ
インフラエンジニアの仕事についてご紹介しました。システムに障害対応はつきもの。その障害対応のため時間との勝負となり、24時間体制が必要となるためハードな仕事になりがちです。さらに、障害が発生した際の責任が生じるものの、評価されにくいという職種のため、キャリアチェンジする人も多いのです。そのため慢性的な人手不足となっているのが現状です。つまり、人手不足のため仕事には困らないともいえるのが、インフラエンジニアです。
インフラエンジニアについては、インフラエンジニアの将来性や、インフラエンジニアの5つの注意点もご紹介しています。あわせて参考にしてみて下さい。
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