インフラエンジニアが勧めるLinuxディストリビューション4選

Linux

フィンランドの学生が勉強のために作り始めたOSが爆発的に普及し、今や商用利用で企業がシステムに利用するまでになった「Linux」。UNIXの派生OSとして語られることもありますが、厳密にはUNIXから出発しておらず、「Linux系」とも言うべき一つの流れを形成しています。今回はそんなLinuxの中でおすすめのディストリビューションを4つご紹介します。

圧倒的なシェアと広い動作環境が魅力!「Red Hat Enterprise Linux」

インフラエンジニア

「レッドハット」の愛称で親しまれ、赤い帽子のパッケージが特徴的だった「Red Hat Linux」の企業向けディストリビューションが「Red Hat Enterprise Linux」です。

商用利用を想定し、オープンソースだったRed Hat に品質管理を施し、様々なベンダーのハードウェア上で動作を想定して改良されています。このディストリビューションを使用する最大のメリットは、動作認定環境の多さです。

個人向けPCからサーバー、メインフレームまで動作認定を受けているハードウェアは約3000種類にものぼり、商用利用されているLinuxディストリビューションの85%がRed Hat Enterprise Linuxです。

尚、Red Hat直販で購入するパターンとサーバーベンダーから購入するパターンで、提供されるドライバや付属する監視ツール等に違いがありますが、基本的な部分は同じです。

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Red Hatの知識がほぼ流用可能。フリーのクローンOS「CentOS」

Linux,ディストリビューション

Linux系のメジャーディストリビューションである、Red Hat Linuxはオープンソースとして、内部のソースコードが全て公開されています。CentOSはこのソースコードをもとにして、有志のメンバーが再構築したクローンOSなのです。

CentOSのメリットは、商用利用を目的としたRed Hat Enterprise Linuxのドライバを流用可能なことで、これはRed HatやFedoraより便利な点になります。さらにRed Hat系の知識がそのまま活かせるため、CentOS専門の解説書がなくともサーバー構築や設定に困ることがありません。

広く一般に配布されているRed Hat系の情報は簡単に手に入るため、自宅サーバー構築などで人気を集めています。

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ポップで使いやすいGUIと周辺機器への対応力「Ubuntu」

Ubuntuは最近でこそ名前を聞くようになりましたが、2000年代はかなりマイナーな存在でした。しかし当時からWindowsやMacOSからストレス無く移行できる操作性は話題になっており、最新のUbuntuでそれはさらに向上しています。

プリンターや各種USB機器へのドライバ対応状況も素晴らしく、個人用途のサーバーやクライアントPCならば、Windows機にできてUbuntuにできないことは無いと言っても過言ではないでしょう。どちらかと言えば、個人のクライアントPCにインストールしたほうが便利さを実感できるかもしれません。当然ながら全て無料で、GUIの恩恵を存分に受けながらCUIベースのコマンドラインも習得したい場合は、おすすめのディストリビューションです。

Red Hatの直系遺伝子を受け継ぐ実験OS「Fedora」

Fedoraは開発を終了したRed Hat Linuxを受け継いで開発するために「Fedora project」と呼ばれるコミュニティーが生み出しました。かつては「Fedora core」の通称で親しまれており、その特徴は最新機能が詰め込まれる傾向にあるという点です。最新バージョンのカーネルを使用し、Xウィンドウシステムやパッケージ管理ツールも常にアップデートを繰り返しています。実験OSという側面も持つため安定性に欠けることもありますがLinuxの最新動向を知りたいエンジニアにはおすすめのディストリビューションです。

インフラエンジニアが人手不足を感じたときの考え方も参考にしてみてくださいね。

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