メンタルが弱くちょっとしたことでもくよくよしたり、自信を損ねて元気がなくなったりすることはありませんか。仕事面でのメンタルの弱さは働き続けることが難しいものです。そこで今回は心理学をもとに、メンタルを強くする方法としておすすめの5アクションを紹介します。
■目次■
メンタルを強くする方法1 自分を深く知る
メンタル強くする方法1つ目は、自分を深く知ることです。
自分のことをあまり知らないばかりに、つい自分の弱い部分を人と比べて落ち込んだり、ショックを受けて打ちひしがれたりする面もあります。
誰もが人よりも優れた強みや長所が存在します。メンタルの弱さを解消するためには、自分の良さや魅力、強みや長所を知ることです。人に聴いて、自分の良いところや優れているところを教えてもらいましょう。聴いた答えの中には素直にうなずくことができないところもあるかもしれません。しかし、人が教えてくれる長所は客観的に見た長所ですので、まずは認め、受け止めましょう。
自分の良さを認めることで、人と比べて沈んだり、失敗をしてダメだと思い込んだりする頻度が減ります。それは強みを自覚することが自信にもつながるからです。
メンタルを強くする方法2 ソーシャルサポートの強化
メンタル強くする方法の2つ目は、ソーシャルサポートの強化です。
ソーシャルサポートとは、社会的な支援を指します。
たとえば困ったことがあったとき、一人で抱え込んでいませんか。メンタルが弱くなる要因の一つが適切に人の力を借りることができずに、一人で抱え込み、ストレスを増幅させることが関係しています。
ソーシャルサポートは大きく4つに分類できます。1つが経済的なサポート、2つ目が道具的なサポート、3つ目が心理的なサポート、4つ目が情報的なサポートです。
たとえば1つ目は、金銭的な悩みを抱えているときにお金を貸してもらうことがあてはまります。2つ目は仕事のキャパシティを越えそうで負担が大きいときに、効率的に仕事ができるソフトやツールをもらうケースなどがあてはまります。3つ目は限界量を越えそうで不安感が募っているときに、悩みを聞いてもらったり、アドバイスしてもらったりすることがあてはまります。4つ目は必要なときに相談できる専門窓口を教えてもらうなどがあてはまります。
状況に合わせたサポートを受けることで、悩みは減ります。それによってストレスが蓄積して限界量を超えるのを予防でき、くよくよと悩むことが少なくなります。
メンタルを強くする方法3 考え方を変える
メンタルを強くする方法3つ目は、健全な考え方に変えることです。
メンタルが弱い人は自分を追いつめる完ぺき主義や白黒思想などを持っているケースが少なくありません。
人間ですから常に完璧でいることは難しいものです。100%でなくてはならないという不健全で自分を縛り付ける考え方を改善し、自分や置かれている現状を受け入れる言葉がけや考え方に変えていくことで、心の負担も軽減します。
「100%完ぺきでなくてはならない」という発想ではなく、「80%でもいい」「100%に近づけたら嬉しい」程度に考え方の幅を持たせることで、くよくよ悩んだり、自分はダメだと思い込んで自滅したりするのを防ぐことができます。
メンタルを強くする方法4 心のデトックス
メンタル強くする方法4つ目は、心のデトックスをすることです。
メンタルが弱い人はストレスを蓄積し、上手く外へと吐き出すことができずに情緒不安的になる傾向があります。
定期的に心のデトックスをしましょう。具体的には、悲しいことや苦しいことがあったときに溜め込まずに、人に話したり、紙に書き出したり、外に出すようにしましょう。大事なことは溜め込まないことです。早めにデトックスをすることで、ストレスという名の水があふれ出るのを予防し、情緒不安定になるのを予防してくれます。
メンタルを強くする方法5 対人コミュニケーションスキルの向上
メンタル強くする方法5つ目は、アサーティブコミュニケーションを取り入れることです。
アサーティブコミュニケーションとは、相手も自分を尊重し、適切に自己主張をするコミュニケーションスタイルです。
一方でメンタルが弱い人はうまく自己主張できないため、ノンアサーティブコミュニケーションに陥っている人が少なくありません。ノンアサーティブコミュニケーションは、自己主張ができないで人の意見に従うコミュニケーションスタイルです。
人の意見に従う一方のためストレスを溜め込み、憂鬱感が増したり、イライラを溜め込んだり、精神的不調をきたすことになりかねません。それを改善するには適切に自己主張をするアサーティブコミュニケーションを取ることです。
抑え込まずに意見を主張することで、ストレスは軽減します。適切に意見をいうことでメンタル強くすることに繋がります。
メンタルを強くする方法まとめ
いかがでしたでしょうか。アサーティブコミュニケーションを実践したり、考え方を健全なように変えたり、ソーシャルサポートを強化したりすることでメンタルを強くすることに通じます。まずはできるところから実践に移し、メンタルの弱さを緩和しましょう。