社外プログラマに仕事を依頼し外注する場合にはどのような点に注意すれば良いのでしょうか?今回はシステム開発等を外注で依頼する際に、プログラマへの依頼の方法を発注者側の視点でまとめてみました。
プログラマを探す
まずシステム開発等を依頼するには開発を担当してもらうプログラマを見つけないといけません。
社内にプログラマがいれば問題はありません社が、内はプログラマがいない、もしくはいても手が空いていない場合は、外部のプログラマに依頼する必要があります。
外部のプログラマを見つけるには、
- システム開発会社やWeb制作会社へ依頼する
- エンジニア派遣サービス会社へ依頼する
- クラウドソーシングサービス上で依頼する
といった方法があります。
依頼する際に、依頼する側がシステム開発の知識をどれだけ持っているかで、依頼する手段は変わってきます。
自身がプログラマの経験があれば、エンジニア派遣サービスやクラウドソーシングサービスで、プログラマを雇うこともできるでしょう。
知識があまりない場合は、システム開発会社やWeb制作会社へ相談し、開発全体のマネジメントも含めて依頼した方が安心でしょう。
案件の見積もり・発注
プログラマに案件・仕事を依頼する際には、どのような情報が必要なのでしょうか。
依頼する前には、以下の情報が最低限必要になります。
- 開発対象のシステムの概要・種類(Webサービス、スマホアプリ…etc)
- スケジュール・希望納期
- 納品物の内容(ソースコード、設計書、操作説明書…etc)
- 納品物の提供方法(ファイル送信、メディアへの焼き込み…etc)
- システム開発の予算
開発対象のシステムの種類によって、掛かる予算なども異なります。プログラマに発注する前に上記の情報を伝えて、見積もりをお願いすることになります。
また依頼する際には、以下の事項を発注者側で決定・担当するのか、プログラマに任せるのかを相談の上、依頼する必要があります。
- 画面構成・デザイン
- 使用するプログラミング言語・開発ツール
- システムの動作環境(テスト用サーバ、データベース…etc)
- 質疑応答などの連絡手段(メール、チャット、課題管理ツール…etc)
プログラマと案件を円滑に進めるために、案件を発注する前に打ち合わせ等で決めておきましょう。
発注者側の依頼条件とプログラマから提示された見積もりの内容について双方で合意した上で、プログラマへ正式に依頼を発注する流れになります。
課題の共有
契約が完了したら、プログラマが作業を開始します。プログラマが作業中に、以下のようなケースで連絡することが多々あります。
- 開発中のシステムの課題の確認
- 開発スケジュールの進捗の確認
- 発注側の追加の要望
プログラマが作業を開始すると、技術的な問題や使い勝手など、想定通りに行かない場面が発生します。
また依頼後、発注者側で機能の追加が必要になる場合も発生することでしょう。そのような場合には以下の方法で連絡や情報を共有します。
- 進捗ミーティングの開催
- 電話/メール/チャット等の連絡手段の確立
- 課題の共有方法の確認(リストの送付、課題管理サービスの使用…)
ここで大事なのは、発注者もプログラマも一体となり課題を解決することです。お互いが歩み寄り一緒に課題を解決することで、高品質のシステムを生み出すことができます。
納品・検収
プログラマの作業が完了すると、開発したシステムが納品されます。納品後は開発したシステムの動作を確認し、検収する必要があります。
検収する際には最低限以下のポイントを確認しましょう。
- 想定している機能があるか
- 想定している動作ができるか
- 動作中にエラーが発生しないか
案件によってはプログラマが試験した内容が試験項目書として一緒に納品される場合があります。試験項目書がある場合は、それに合わせて動作を確認すると良いでしょう。動作中に問題が発生した場合は、プログラマに連絡して相談の上、修正が必要になります。
また納品のタイミングで思っていたシステムと動作が違うということがよく発生します。プログラマが作業中に課題の共有をする際に、予めお互いの認識や依頼内容の詳細をしっかりすり合わせておく必要があります。
発注する側も懸念事項がある場合は、前もって伝えるようにしましょう。お互いに早めに伝えることがトラブルを防ぐ要因となります。
そして動作の確認の上で問題がなければ検収完了となります。検収完了後は、契約時に取り決めた方法で迅速に報酬の支払いを行いましょう。
まとめ
今回はシステム開発等を依頼する際に、プログラマへの依頼の仕方について、プログラマを見つけるところから納品・検収までを、発注者側の視点でまとめてみました。
プログラマへ仕事を依頼する際、納品されるシステムの完成品がイメージしづらい場合が多々あります。わずかでも懸念点や問題点がある場合には、速やかにプログラマに相談して対応策を共に協議しましょう。
プログラマへの依頼の仕方一つで、納品されるシステムの完成度が大きく異なってきます。
事前に詳細をしっかりとつめ、プログラマと共有したうえで、開発期間中もしっかりコミュニケーションをとることが大切です。
プログラマが安心して開発できる環境をつくるようにしましょう。
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