未経験者のプログラミング研修はどうする?相場から選び方まで

■目次■

  1. プログラミング研修とは
  2. プログラミング研修の形態とそれぞれの特長
  3. プログラミング研修は助成金の対象に?!
  4. プログラミング研修の選び方
  5. ついていけない社員へのフォローも重要

プログラミング研修とは

プログラミング研修は、新入社員や未経験者に向けて実施する企業研修です。
多くの場合は、新卒や第二新卒のプログラミング未経験者に対して行います。
最近では、非エンジニアが、プロジェクトをまとめるためや、エンジニアに指示を出すための知識習得を目的として取り入れる企業や担当者も増えています。

プログラミング研修は、JavaやPHP、Rubyなどの言語から、Pythonなどの新しい言語を取り扱うものまで様々です。

企業研修は、希望に応じてカリキュラム内容をカスタマイズできるサービスもあります。

多くのカリキュラムは、基礎を学んだ後、実践的なスキル学習と演習を繰り返し、最後に課題制作といった流れで進みます。
研修の目的を伝え、カリキュラムの内容や受講期間を調整することで効率的に学ぶことが可能となります。

プログラミング研修の形態とそれぞれの特長

プログラミング研修は、大きく分けて外部に委託するものと、社内で実施するものに分けられます。
外部に委託する場合は、集合研修かオンライン講習や通信講座なのか、社内で実施する場合は、自社社員を講師とするか、外部の講師を手配するのかといった選択肢があります。
それぞれの特長をみてみましょう。

外部のプログラミング集合研修に参加する

対象社員に対して、外部で開催されている集合研修に参加してもらうタイプがこちらになります。
企業として、一番手間がかからないのがこのタイプです。
講師の手配や準備、当日の運営・出欠管理など、すべて研修を実施する企業側で行ってくれるので、自社社員の工数を割く必要がありません。
また、プログラミング研修専門の講師が講義をするため、質の高い研修を受講することができます。

最大のデメリットはコスト面です。外部の集合研修は特に費用が高めです。
長期間にわたる研修では30万円以上のところも多いのですが、その分サポート体制も万全です。

コストだけ見ると高いのですが、実質工数を含めたコストを考えると高くはないことに気づきます。
自社で実施する場合には個別に費用はかかりませんが、担当する社員の工数負担は軽くはありません。

オンライン研修・通信教育

最近注目されているのが、プログラミングのオンライン研修です。
就業しながらや、学業がある場合でも「隙間時間」に進められるため、受講しやすく導入する企業が増えています。

オンライン研修は、集合研修にライブで参加できるものや動画で学ぶもの、講師とのマンツーマンレッスンがついたものなど様々です。

マンツーマンレッスンがついた研修では、わからない部分はすぐに質問でき、受講者にとっても効率よく学ぶことができます。
また、プロの講師より、フィードバックがあり、企業側にも受講者のスキル評価が共有されるので、企業側としてもスキルの習得度を把握しやすいといったメリットもあります。

また、オンライン研修は、集合研修よりもコストが抑えられる場合が多いです。
マンツーマンレッスンがついて10万円くらいから実施できるため、集合研修と比べ費用負担は軽いです。

社内で実施する研修

社内のエンジニアが講師となり、人事の教育担当などとともに進めます。

この場合、講師や教育担当者は、研修の目的からカリキュラムの作成、当日の運営、実施後のフォローと継続的に一定の工数が必要となります。

また、講師を招いて社内で研修をするという選択肢もあります。
その場合は、研修の専門講師が会社の目的に合わせたカリキュラムを作成してくれて進めるため、質の高い研修が可能となります。
費用も、講師代のみなので、大人数の場合にはお得なことも。
しかし、この場合も出欠管理や当日の運営、フォローなどは自社で行う必要がでてきます。

プログラミング研修は助成金の対象に?!

外部研修を活用する際の、最大の懸念点がコストです。
しかし、一定条件を満たせば助成金が支給されるため、高額な受講費用も実質負担は安く済む場合も多いです。

厚生労働省が実施する「人材開発支援助成金(特定訓練コース、一般訓練コース、教育訓練休暇付与コース、特別育成訓練コース)」を受給することができれば、研修に要した経費の最大45%(上限50万円)と、さらに賃金として1時間当たり1人最大760円の受給が可能となります。
大企業に限らず中小企業も対象、すべての業種で可能となっており、広く受給の可能性がある助成金となっています。

研修の受講時間によっても助成の限度額が異なるため、研修を選ぶ際には、助成金の対象となるかどうか、なる場合いくらの助成になるかを、検討段階で企業側に問い合わせることをおすすめします。

参考:
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html

プログラミング研修を選ぶ際のポイント

プログラミング研修について把握したところで、失敗しないプログラミング研修の選び方をご紹介します。

受講者のレベルにあっているか

受講者のレベルにあったカリキュラムや教材になっているかは、大切なポイントです。
レベルにあっているかどうかを知るためにも、受講前後に実力を判定するプログラムが組まれている研修がよいでしょう。

学習サポートがあるか

プログラミングは、未経験者にとってはとても高い壁が存在します。
独学では正確なスキルを身に着けることは難しいので、わからないときに確認できる存在が必要です。
ひとりの講師が何人もを受け持つ集合研修型の場合、わからなくても聞きづらくそのままにしてしまうという方も多いです。
オンラインでもマンツーマンレッスンのほうが、スキルの習得度が高いという調査報告もあります。

講師の質

研修は、講師によっても左右されてしまいます。
よいプログラマでも、よい講師とは限りません。
講師の実績を確認しておきましょう。

ついていけない社員へのフォローも重要

プログラミング研修を行うと、習得度にばらつきがでてきます。
研修の時点で、すでに経験に差がある場合も多いですし、スタートが同じでも個人差が出てきてしまいます。
社員研修では、ついていけない社員をいかに減らすかもポイントになります。
そのためには、補講の仕組みが必要です。
理解できていない内容を質問したり、間違えたポイントのフィードバックを受けられるかどうかがポイントです。

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