役立つビジネス交流会の見分け方と一人参加時の注意点

経営者や個人事業主にとって、人脈構築は非常に大事な役割を果たします。人脈作りでオーソドックスなのが、ビジネス交流会。しかし、ビジネス交流会も参加してみると、あたりとはずれの落差が非常に大きいものです。足を運ぶからには、仕事に役立てたいものですよね。そこで、今回は、役立つビジネス交流会か見分ける3つのポイントについてお伝えします。

誰でも参加OKのビジネス交流会は避ける

ビジネス交流会を調べてみると、大きく2種類に分かれます。
1つが大きく門出を広げられた「誰でも参加可能」な無条件型のビジネス交流会です。
もう1つは「何らかの条件を満たせば参加可能」な条件型のビジネス交流会です。

一見すると、だれでも参加可能な方が多く人に出会えるイメージを抱くかもしれません。敷居が低く、手軽さに魅力を感じる方もいることでしょう。しかし、実際にはだれでも参加可能なビジネス交流会はハードルが低いゆえに危険も多いのです。危険要素は大きく3つあります。

誰でも参加OKの交流会が危険な理由

  1. 人脈が広がらない可能性が高い
  2. 筆者がある交流会に参加したところ、同じ会社の従業員が3名も参加していたことがあります。これではせっかく名刺交換をしても、同じ会社の名刺のみで新たな情報交換はできません。
    通常、多くの交流会では同じ会社からは2名までの参加と定めているところが一般的です。そのような定めがない場合には、同じ企業の従業員が3人以上参加する可能性があるため、注意が必要です。事前にホームページやイベントページで確認をしておきましょう。

  3. 営業目的の特定の業種・業界が多数参加している
  4. だれでも参加可能で、条件のない場合には、保険業や不動産業の参加比率が上がる傾向があります。そのため、交流会によっては、業界の偏りを少なくするために、上限人数を設けているところもあります。
    しかし、上限人数を設けていない場合には、何人でも参加できるため、特定の業界の方に参加者が偏ってしまう可能性があるのです。保険業や不動産業とつながりを持ちたい人には効果的です。多くの場合は、広い人脈づくりや情報収集を求めていることが多いため、上限制を設けているところに参加した方がよいでしょう。

  5. 経営者とのつながりが期待できない
  6. 無条件の場合には、だれでも参加できるため、営業マンやWワーカーの参加者も少なくありません。中には、起業準備中の方も参加することがあります。B to Cビジネスで、多くのつながりがほしい方には効果的かもしれません。
    しかし、経営者とつながりたい人にとって、目的に沿わないため、無条件型の交流会はあまりお勧めできません。決裁権のある経営者とのつながりがほしい場合には、参加条件で「個人事業主」「経営者」のみの交流会を活用しましょう。

極端に参加費が安いビジネス交流会は避ける

ビジネス交流会も、複数参加するとコストも積もっていくものです。なるべくコストダウンをさせるために、安いビジネス交流会に複数参加した方がよいのでは?と考える方もいるようですが、それはお勧めできません。その理由は、安いビジネス交流会ならではの落とし穴があるからです。

安いビジネス交流会は、気軽に参加できます。それは誰に対しても同じなのです。だからこそ、駆け出しの経営者や高い交流会費を支払えない事情のある経営者も来る可能性が十分にあります。
もし、参加理由が情報交換や他業種とのつながりのみであれば、それだけでもいいかもしれません。しかし、その後のビジネスの取引や見込み客の獲得を視野に入れているのでしたら、その状況はいかがでしょうか。
あまり好ましい状況ではないことでしょう。ご縁があったとしても、支払いが困難な状況の相手では、もしかしたら支払い遅延や倒産の可能性も考えられます。それは経営者にとって、避けたいところです。
だれでも参加できる安い参加費の会場は、安さゆえのデメリットも生じるのです。
必要経費と割り切り、交流会費のコストダウンを考えるのはやめた方が無難です。

万が一の相談窓口があるかどうか確認を

ビジネス交流会に参加するからには、他の参加者も見込み客の獲得やビジネスの取引等を考えています。ほとんどの参加者は、一般常識を兼ね備え、秩序ある行動をとります。けれども、一部の参加者は紳士的な対応をせずに、強引な勧誘行為を実施するケースもあります。

良質なビジネス交流会の場合には、強引な勧誘にあった場合にすぐに相談できるスタッフを配置していたり、インターネット上や電話等で報告できる受付が用意されていたりします。そちらに相談することで、早期対処できます。

けれども、一部のビジネス交流会では相談窓口が設けられておらず、参加者で対処をしなくてはならないところもあります。ホームページやイベントサイト内に相談窓口があることを確認してから参加することで、有事の際にスムーズに対処ができます。参加する前に、一度チェックするようにしましょう。

次に、一人で参加する場合に焦点を当て、メリットデメリット、注意点をみていきましょう。

交流会一人参加はあり?メリットは?

交流会に一人で参加している方も多いです。
身軽に、気になる相手と交流でき、親しくなれることも多いのが一人参加です。
では、一人参加の具体的なメリットは何でしょうか。

メリットは大きく2つあります。

1つ目は、「自由さ」です。
一人参加であれば、気になった人に対して、自由に声をかけ、接近できます。フットワーク軽く動けるため、行動力のある人や好奇心旺盛な人には向きます。

2つ目は、「仲良くなりやすいこと」です。
異業種交流会の場合、一人で参加をしている方が大半です。そのため、1人参加同士で仲良くなりやすい環境といえるでしょう。

また、人と親しくなるのが得意なのであれば、「一人参加なので、このような方がいたら紹介してほしい」と、交流会の幹事にお願いし、協力を依頼することもできます。

交流会一人参加のデメリット

一人参加のメリットがある反面、デメリットもあります。
デメリットも大きく2つあります。

1つ目は「ビジネス以外の目的」で接近してくる人です。
例えば、若い女性が一人で参加していると、異業種交流会にもかかわらず、男女の出会いにすり替え、接近する人も出てきます。表面上はビジネスとしての情報交換としてアポイントを取り付け、いざ会うと休日の過ごし方や趣味などビジネスに関係ない話をし、次第に恋愛経験等に話が及ぶのが特徴です。

2つ目は「強烈な勧誘」です。参加する以上、顧客獲得が最終的なゴールにはなるものですが、それがあからさまな方も交流会に参加することがあります。

ときにはしつこい人もいます。お断りの言葉を出しても、なかなか引き下がらずに、その方と話しているだけで交流会の時間が終わってしまうこともあるため、注意が必要です。

交流会一人参加時3つのトラブルの対応策

交流会トラブル

ビジネスのつながりを求めに参加したにもかかわらず、恋愛目的の方や勧誘目的の方がアプローチしてきても困ることでしょう。
それでは、どのように手を打てばいいのでしょうか。3つの対応策についてご紹介します。

1つ目は、「恋愛目的で来ていない」「興味がない」と伝えることです。
恋愛目的の方の場合は、ビジネスでの商談や打ち合わせ時に恋愛感情を持たれる大変さや面倒さを理解してもらえるように伝えましょう。「過去にビジネス目的で参加したにもかかわらず、恋愛目的で接近された方がいて、悲しかったこと」などを伝えることで、よっぽど鈍感でない限りは状況を察し、引いてくれることでしょう。

勧誘の場合も、自分の意思をきちんと表明することで、引いてくれることがあります。角が立たないように、第3者話法を使うのもおすすめです。

2つ目は「きっぱり断る」ことです。
関係性をこじらせたくないために、あいまいな態度でいると、相手を誤解させる可能性があります。興味が持てないのなら、きっぱりとその気がないことを告げましょう。
勧誘の場合は、「現在の商品やサービスが気に入っていて変える気がないこと」を伝えることも有効です。

3つ目は「他者を巻き込む」です。
強烈な勧誘をしてきて、自分一人で対処が厳しいときには、周りの人に助けを求めましょう。幹事や主催者でも構いません。勧誘に困っていることを告げることで、次回以降その方が出入り禁止の対応をしてくれることもあります。困ったときには早めに相談をしましょう。

交流会に一人で参加する場合でも、主催者側のフォロー体制が整っていれば安心です。
主催者側が参加者と参加目的を把握している交流会かどうかを、参加時に確認してみて下さい。

ITビジネス交流会の実例

IT企業のビジネス交流会で有名な「アサインナビ」では、主催のアサインナビが参加者や目的を把握しており、交流会当日もサポートに入っています。
アサインナビIT交流会
アサインナビでは、運営側が参加者を把握し、営業担当者がフォローに入る交流会の為、運営やサポート体制も万全。話すのが不安という方へも、きちんとフォローをされていました。IT企業と出会いたいけど初めてで・・・という方にもおすすめのITビジネス交流会だと言えます。

交流会一人参加のまとめ

いかがでしたでしょうか。一人参加だからこその不安もありますが、幹事や主催者に相談をしたり、きっぱり断ったりすることで、対処をすることもできます。曖昧さを残さずに、対処法を駆使しましょう。

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