事業戦略の参考になる本4選

今回は、事業戦略に悩んだ時に参考にしたい本を4冊紹介します。是非、売れる仕組みを作る参考にしてください。

「なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編 」著者:山田 英夫

なぜあの会社は儲かるのか?

ビジネスモデルが学べる最高の本です。
これだけ分かりやすくビジネスモデルについて書かれた本はないのではと思うぐらい良書です。

不動産・バス・銀行・旅館・タイヤなど様々な業界の事例を学べ、ビジネスヒントは異業種にあり!と言うことがよく分かります。

具体的に下記の事例があります。
・ドロップボックスは、5,000万人を超えるユーザーのうち4%の有料会員が96%の無料ユーザーを支えており、
2億4,000万ドルの利益が上がっている典型的なフリーミアムのビジネスモデルになる。
・インテルは,パソコンに「Intel Inside」と表示してもらうことにより、競合との差別化をし、部品としてのブランド・イメージを高めた。
など、色々紹介されていますが、
特にスターマイカのビジネスモデルは最強と言っていいと思います。

アイデアが欲しい時や行き詰まった時に、読み直すと毎回新たな発見があります。
とにかくヒントがあちこちにありますよ。
是非参考にしてください。

「競争しない競争戦略 ―消耗戦から脱する3つの選択」著者:山田 英夫

競争しない競争戦略

続いて、同じく山田氏の著書です。
企業が生き残るための指南書と言える、この本は、孫子の兵法書にもあります「戦わずして勝つ」と言うことが学べます。
ビジネスにおいて「戦わずして勝つ」ための具体的にどのようにすればいいのか?
それは大きく分けて「ニッチ戦略」「不協和戦略」「協調戦略」の3つであり、それぞれについて具体的な事例が書かれています。

まずは、競争するメリットとデメリットの説明から入り、具体的な戦略内容が学べます。
1. ニッチ戦略
ニッチの説明から始まり、多くの具体例を出しながら書かれています。ここまでニッチに関して書かれている本は少ないのではないでしょうか。
ニッチを狙うということがどういうことか理解出来ます。

2. 不協和戦略
不協和戦略とは、業界のリーダー企業に不協和(ジレンマ)を起こさせ、その結果同質化されないようにする戦略のことです。
下位の企業は、リーダー企業に比べ保有する経営資源が劣るため、リーダー企業に同質化されない戦略を採る必要があります。
どのような場合にリーダー企業は同質化しにくいのかが詳しく書いてあります。

3. 協調戦略
協調戦略は、競合企業とできるだけ競争をしないで共存を図る戦略のことです。
斬新な切り口で、とても刺激されます。
自社の機能を提供し、大手企業のバリューチェーンに潜り込む手法が書かれています。
この手法は、リスクが少なく新規事業を考える際には最適だと思います。

実際の企業を事例として書かれているので、とても参考になりますよ。
是非、マーケティングで活用してください。

「フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略」著者:クリス・アンダーソン

フリーからお金を生み出す新戦略
マーケティングに関わる方は必読の一冊だと思います。
本書はビジネスに応用できるフリーミアム戦略について分かりやすく書かれています。
今の時代情報の先出が必要で、それがないと商品は売れにくいのではないのでしょうか。

フリーを活用することで、画期的なマーケティングを構築できると思います。
内容を紹介します。
○無料とは何か?
フリー入門としてなぜ無料という価格設定が可能なのか?
仕組みを4タイプに分類して解説しています。
フリーミアムという言葉もここで登場します。

○デジタル世界のフリー
ラジオやテレビのメディアとインターネットの広告内容などが書かれています。
有料コンテンツ終焉の章はとても参考になると思います。

○無料経済とフリーの世界
非貨幣経済似ついて書かれています。
現在の金銭だけで完結する貨幣経済から、今後は非貨幣経済になってくるのではないのでしょうか。

無料と言うキーワードで多くのことを学べますので、
是非マーケティングで活用してください。

「リーン・スタートアップ」著者:エリック・リース

フリーからお金を生み出す新戦略

新事業や新製品を開発する方に是非読んでもらいたい一冊です。
ヒット商品や人気サービスの生みだす方法に悩む方は多いのではないのでしょうか。
どこまで計画を煮詰めるべきか、何からスタートすべきか、商品をどの様に評価し改良すれば良いのか。
本書は、著者の起業体験を通じて具体的な開発手法をまとめて解説しています。

また、一般的にイノベーションの成功率は低いですよね。
会社が大きくなるにつれてイノベーションや創造、成長が失われていくと言われています。
本書では、組織に以下の3つの特質をもたせ、破壊的イノベーション方法が書かれています。
・少ないが確実に資源がある
・自由に開発できる裁量権がある
・成果に個人的利害がかかっていること

とても内容の濃い一冊になっています。
各章ごとに詳しく解説してありますし、丁寧にポイントを押さえてあるので分かりやすく読み進むことが出来ます。

是非、繰り返し何度も読んでみてください。

事業戦略におすすめの本まとめ

今回は、事業戦略に悩んだ時に参考にしたい本を厳選して4冊ご紹介いたしました。
自分の業界や業種の参考になりそうな本を選んでみて下さい。
いづれの本も、何度も読み返したくなる内容となっています。


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