営業先の確保や提携先を増やす目的で、効果的に人と会える交流会に参加をする方も少なくありません。しかし、交流会に参加をして、名刺交換をした方とそのままになってはいませんか。そのあとの人脈へと変えていくために、交流会後の効果的なお礼メールや連絡の仕方について考えてみましょう。
■目次■
名刺交換しただけでは意味がない理由
交流会に参加をすると、多くの方とつながるために名刺交換をすると思います。
名刺交換した方々の顔や名前、職種を一人ひとり覚えてはいますか。ほとんどの方が時間とともに、名前も顔も、お仕事内容も忘れてしまうものです。
しかし、それはあなただけに限った話ではありません。相手の方も同じなのです。ということは何もアクションをとらないと、せっかく名刺交換をしたにもかかわらず、人脈としてあとにはつながらないのです。
交流会後の連絡のメリット
交流会で名刺交換をした相手に、メールやお電話等で連絡をする最大のメリットは、「相手に思い出してもらえる」ことです。
通常、時間の経過とともに忘れてしまうのを、メールや電話で連絡をしたことで名前や顔等を思い出してもらえます。
交流会でよっぽど話がはずんだり、ユニークな自己紹介ができたりすれば相手の印象に残すことができます。しかし、1つの会で何十人もの人と名刺交換をすると、最初に交換した時点で忘れてしまうものです。だからこそ、進んで連絡を取ることで、相手に再認知してもらえます。
連絡の取り方にもよりますが、相手に興味をいただいてもらえれば、次へとつながっていきます。アポイントを取り付け、お互いの情報交換をし、消費者になってもらえたり、相手の人脈の中で影響先となる人を紹介してもらえたり、ビジネスパートナーとして業務提携できたりすることもあるのです。
交流会後の連絡方法4つ
交流会後に連絡する効果性は分かったとしても、連絡方法は複数あります。メールやSNS上のメッセンジャー、電話や郵便など、どの方が良いのでしょうか。
一番無難なのが、メールです。名刺交換をした場合には、たいてい仕事用のメールアドレスが記載されています。仕事用のためプライベート用に転送させ、業務時間外でチェックしている人も決して少なくなく、スムーズに連絡が可能です。
名刺にFacebookやインスタグラム等のURLを記載している方も多々います。SNS上のメッセージの方がすぐに見られるため便利だと捉える人もいます。しかし、すぐに見られるということで商談中や会議中でも通知が出て、不便さがあることもあるのです。そのため、久しい間柄でない場合には、お礼メールをメッセージではなくメールで送ることをお勧めでします。
電話も同様です。先方がフリーランスや一人親方の場合には電話に出ている時間、他の業務ができません。そのため電話による連絡を嫌う方も少なからず存在します。一方で、緊急で連絡する必要性がある場合には、電話が好まれます。交流会で大変有益な情報提供をしてもらい、お世話になった場合に電話で熱意をもってお礼をしたら、好まれることもあります。
お手紙の場合にも同様です。大変お世話になった相手にはメールではなく、直筆のお手紙を差し上げると大変丁寧な印象を持ってもらえます。しかし、郵送までに時間がかかるため、急ぎの予定の場合にはあまり向きません。
お礼のタイミング ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線
それでは、お礼の連絡はどのタイミングがベターなのでしょうか。その答えは、忘却曲線にあります。
ヘルマン・エビングハウスの法則をご存知でしょうか。人は1時間で56%、1日で74%忘れてしまいます。そのため、交流会で10人と名刺交換をしたとしたら、覚えているのはわずか3人だけなのです。
そのことを踏まえると、善は急げであることがわかると思います。交流会後に予定がぎっしり詰まっていたとしても、可能ならその日のうちに、遅くとも翌日までに連絡した方がよいでしょう。
お礼メールは何を書けばいいのか?
お礼メールも書きなれていない人にとってはハードルを感じるところでしょう。
その場合には、簡素で構いません。
自分の名前や職業を簡素に触れて自己紹介し、先日の交流会でお世話になったことやもう一度お話ししたい旨などを書きましょう。
お礼メールの注意事項
お礼のメール時にも注意事項があります。それは「会った場所」の明記です。
活動的な人ほど、多くの交流会やセミナー等、人と会っています。その状況下で、「先日はお世話になりました」とメールを出したとしても、どこであったのか思い出せないこともあるものです。
可能なら記憶を想起できるように、具体的に書きましょう。会った場所や話した内容、相手の仕事やトーク内で興味を持てたり、好感を持てたりしたポイントなどを盛り込むことで、相手のあなたに興味を抱きます。
交流会後の連絡方法まとめ
交流会は行っておしまいではありません。次のアポイントや人脈としてつながるためにも、なるべく早めにお礼メールを出しましょう。最初からスムーズに書けなかったとしても焦る必要はありません。日頃から相手に興味を持つことで次第にかけるようになっていきます。
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