システム開発を依頼する際の会社選びの6つのポイント

システム開発調査

システム開発と言っても、そのプロジェクトの規模は様々。システム開発を依頼する会社は、大企業から中小企業まで考えられます。
今回は、中規模のWebシステム、例えば1,000名程度の社員が利用する企業内受発注管理システムを例に、どのようなシステム開発会社を選べば良いかポイントをご紹介いたします。

システム開発会社選びのポイント1 コンタクト前の実績調査

システム開発の実績がまだ少ない企業を選ぶことは基本的に避けましょう。
多くのシステム開発会社は、それまでに開発したシステムの事例をWebで紹介しています。
中には開発者の開発苦労話なども書かれています。
そのシステムのクラインアントのインタビュー記事が含まれており、そのクライアントが特に大手企業であれば信頼性が高いです。

この方法は、特に大手のシステム開発会社で行われていて、クライアントの期待に応えられたことをクライアントの声としてアピールすることで、企業価値を高めます。

中小のシステム会社では、クライアントの声をそのまま載せることができず、クライアントの名前とシステムの簡単な説明に留まっている場合もありますが、それでも実績になります。

開発事例をWebで公開していない企業の場合は、実際にヒアリングしてみるべきです。

検討しているシステム開発会社の過去の開発事例に、今回リクエストする案件と類似したものが含まれていないことはよくあります。そのような場合にも、システム開発会社が多様な案件に対応できているのかどうかを知ることは、システム開発会社選びには重要です。

システム開発調査

システム開発会社選びのポイント2 コンタクト後に行うシステム開発の体制の調査

中規模のWebシステムの場合でも、実際にそのシステムを開発する会社が、一社ではなく、下請けを含めて複数の会社が関係する場合が多々あります。例えば、元請けのシステム開発会社が設計を行い、下請けの会社がプログラミングを行うような場合です。下請けの会社の形態としては、派遣、請負があります。

可能な限り、システム開発会社のみ、またはシステム開発会社の子会社までで内製している企業・企業グループを選びましょう。通常、企業グループの場合、親会社と子会社は強い結びつきがあり、親会社が責任を持って開発を管理します。

外注を行なっている場合、元請けのシステム開発会社と下請けの会社との間には、コミュニケーション、コストの増加、管理の目が届かない、などのリスクが存在します。
下請けの企業を使用することでコストを抑えたり、高いスキルのプログラマを使用できたりするメリットも確かにありますが、リスクをより考慮するべきです。
システム開発案件を依頼する場合には、どのような会社が関係するのか、必ず確認してから選びましょう。
システム開発の見積もりのポイントはこちらを参考にしてください。

システム開発会社選びのポイント3 開発担当のスキルチェック

開発案件をシステム開発会社に検討してもらい、システム開発会社から提案を受けます。
この時、上記の関連企業の一覧とともに、どのようなメンバーが担当するのかの情報を入手しましょう。
下請け企業が含まれている場合には、個人情報保護の観点から名前までは伏せられているかもしれません。少なくとも以下の情報を入手しましょう。

・役職
・本案件での担当フェーズ
・資格(IT系に限らず、場合によっては英語などの外国語力を知る必要もある場合があります)
・担当フェーズの経験年数

システム開発会社が開発体制まで提案できるようになった段階で、発注者側の主メンバーは、システム開発会社のエンジニアと直接会話をし、エンジニアの能力を見極めて選びましょう。

エンジニアがシステムを理解しているか、プロジェクトマネージャはプロジェクト管理を責任持ってできそうか、などいろいろヒアリングしてください。そのためには、発注者側もある程度のITの知識が必要です。もし、発注者側にヒアリングできるだけのITの知識がない場合には、システム開発会社を選ぶ際に、ITコンサルタントに間に入ってもらうのも一つの手段です。
ITコンサルタントとSEの違いについてはこちらで説明しています。

システム開発会社選びのチェック

システム開発会社選びのポイント4 保守体制と企業自体の安定性

システムを一旦開発すれば数年、本例の企業内受発注管理システムのような場合は10年使うことも考えられます。
システム開発企業がどの期間まで、どの程度のレベルで保守を行うことができるかを確認しましょう。
通常、開発するシステムの如何を問わず、企業ポリシーとして決まっているはずです。

本例の企業内受発注管理システムの場合、営業時間中は稼働必須ですし、夜中にバッチ処理が動作するのであれば、そこで障害が発生した場合にも対処できる企業を選択する必要があります。

さらに企業自体の存続性、信頼性についても調査しましょう。
システムが稼働しているのに途中でシステム開発会社が倒産して保守がされなくなったりすると大問題です。上場企業を選ぶ場合には、IR(インベスター・リレーションズ、投資家向け情報)や四季報を利用します。非上場の中小規模のシステム開発会社を選ぶ場合には、帝国データバンクなどに調査してもらう方法もあります。

システム開発会社の安定性

システム開発会社選びのポイント5 要求と妥協

本案件のシステムに対して知識があり、スキルもある開発担当を揃えた素晴らしいシステム開発会社があったとします。しかし、ここで問題となってくるのは、費用対効果です。RFP(リクエスト・フォー・ポロポーザル、提案依頼書)を提供し、提案書を受け取りますが、価格や納期などの要素が要望を満たさない場合があります。

案件としてどうしても譲れない部分を除いて、妥協できる部分については、安易に却下することなくネゴシエーションを行いましょう。価格は安いが安全性に乏しいシステムが提案されたり、価格は少々高くても堅牢で保守体制も24時間365日を約束してくれたり、提案は様々です。
妥協できない部分を考えておき、対応の有無をシステム開発会社選びの際のポイントの1つとしましょう。

RFPの重要性についてはこちらでもご紹介しています。

システム開発会社選びのポイント6 複数の選択肢からの選抜

システム開発会社選び
開発するシステムにより、選択肢となるシステム開発会社の数は絞られます。
また、最近は所在地が離れていることによるデメリットは小さくなっていますが、それでも条件になるかもしれません。逆に、地方のシステム開発会社は一般的に東京などよりコストを抑えられるため、メリットともなります。
例に挙げた、中規模のWebシステムであれば、外部調査により10社以上は候補としてあげましょう。そこから5社程度の候補を選択します。そしてRFPを提供し、最終的に1社に絞り込んだ上に、システム開発会社を選びましょう。

まとめ

今回は、システム開発会社選びのポイントを6つに分けてご紹介いたしました。
開発会社を選ぶには、会社の事前調査から始まり、開発者のスキルチェック、保守性や企業の安定性、案件の要求と見積もりといった項目を、複数社チェックをし、最終的に1社を選ぶことになります。

労力はかかりますが、システム開発会社選びは最も注意を払いたいポイントです。もし、システム開発を依頼したいが、知識がないという場合には、ITコンサルタントに入ってもらうことも検討してみて下さい。

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