企業がPythonエンジニアに求める人物像は?/エンジニア

徐々に国内でも実績が積み上がり、企業でも採用するケースが増えてきたPythonですが、エンジニアへの要望はスキル面だけではありません。Pytonエンジニアの場合は、どのような人物が必要とされているのでしょうか。今回は、企業側がPythonエンジニアに求める人物像として有力なものをピックアップし解説します。

Pythonの特徴

どのような人物が必要とされるかの前に、言語の特徴を理解しておく必要があります。
Pythonの特徴としてまず挙げられるのは、軽量言語だということ。ただし、単なる軽量言語ではありません。

公式サイトにあげられている特徴は、

  • とてもクリーンで読みやすい文法
  • 強力な内省(イントロスペクション)機能
  • 直感的なオブジェクト指向
  • 手続き型のコードによる、自然な表現
  • パッケージの階層化もサポートした、完全なモジュール化サポート
  • 例外ベースのエラーハンドリング
  • 高レベルな動的データ型
  • 事実上すべてのタスクをこなせる、広範囲に及ぶ標準ライブラリとサードパーティのモジュール
  • 拡張とモジュールはC/C++で書くのが容易(JythonではJava、IronPythonでは.NET言語を利用)
  • アプリケーションに組み込んでスクリプトインタフェースとして利用することが可能

引用:Python Japan

さらに、パワフルで高速。書きたいコードをすばやく書くことができるという特徴があります。
その上、難しい言語ではないので初心者でもわかりやすく、コーディングも比較的楽に進められるといわれています。
このようなPythonの特徴を踏まえ、必要とされる人物像を解説していきましょう。

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軽量言語だからこそ、コーディングの品質や速度を追及する姿勢

Pythonは軽量言語と呼ばれるスクリプト系言語であり、そのメリットのひとつは開発工数が少なくて済むことです。
企業側としてはこのメリットを最大限に活かし、必要十分なシステムやサービスを可能な限り短期で実現しようとしています。

そもそもPython自体が、特に明確な基準やルールがある言語であり、属人性を排除したソースコードの記述が可能です。ソースコードの量を抑えながら一定の質を担保しやすく、それを忠実に追及していけるエンジニアは重宝されることでしょう。

Webサービスや社内情報システムへの投資に厳しい要求が増えていく中で、常に要求の一歩先を行けるエンジニアが求められているのです。
「こんな感じのサービスを作りたいんだけど」と相談を持ち掛けたとき、まずは手早く簡素に「絵」を描けるPythonエンジニアの需要が高まっています。

このような背景から、Pythonを扱えれば誰でも良いというわけではなく、効率よくソースコードを積み重ねていける力が問われます。

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言語知識以外のWebサービスに関する知識が必要

PythonはWebサービスで使用されることが多いため、実際に実装を担当するエンジニアにもサービスに関する知見を求めることが多いようです。
特に多いのがSEOなどのWebマーケティングに関すること。

また大手SNS「instagram」(通称インスタ)がPythonによって作られていることから、SNSに関する知識も有効かもしれません。
Webサービスは企業の基幹システムなどと異なり、ユーザーとの距離が近いため、エンジニアにも実装者以外の視点を求める企業が多いのも事実です。

また、UX(ユーザエクスペリエンス)を意識しながらUIを構築することで、サービスが受け入れられやすくなるように、時にはクライアント側、ユーザー側の視点に立った分析が必要になります。
クライアント側の思惑をより深く汲み取り、さらにユーザーに受け入れられやすいサービスを構築できるPythonエンジニアであれば、どのプロジェクトに参画しても継続して案件を紹介されるかもしれませんね。
時にはコーディングから一歩離れたところで、自分の知識を深める時間を設ける必要がありそうです。

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保守性が高いため、自主性を持ちながらもチームワークを重視する姿勢

これはPythonに限らず、エンジニア全体に言えることでもあるのですが、特定のプログラミング言語のプロフェッショナル度が高まるとともに、個人プレーが許されてしまうという状況があります。
エンジニア個人が望んでいなくても、スキルが高まるにつれて個人プレーをせざるを得なくなると言ったほうが正しいかもしれません。これは自主性という点では評価されるのですが、チームワークという点では評価されにくいといえます。

Pythonは言語特性として属人性を排除した保守、メンテナンスの容易さが売りのひとつですから、自分が担当しているプログラムでも常にチーム員との情報共有を心がけることが大切になります。

仮に自分だけが理解できるようなコーディングをしてしまったとしても、ミーティングで使用する補足資料をまとめておくなど、チーム全体のことを考えた仕事ぶりが求められているのです。

最終的にサービスやシステムはチームの成果となりますから、チームワークを重視することは自分の評価にもつながることを意識して、クライアントの要望に応えていきたいものですね。

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以前、こちらの記事でも紹介していますが、Pythonエンジニアは需要が高まりつつあり、エンジニアが次の言語として学ぶには将来性のある言語といわれています。今回ご紹介した人物像で必要とされる資質に抵抗のないエンジニアの方々は、ぜひPythonエンジニアとしてキャリアアップを視野にいれてみてはいかがでしょうか。

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