2000年代中盤に「web2.0」という言葉が一時流行しましたが、その前後からPHPを使った動的なwebサイト制作が多くなり、軽量な言語としてはトップクラスのシェアを誇るようになりました。現在ではweb業界の開発現場においてなくてはならない言語のひとつです。ではエンジニアにとってPHPを学ぶメリットはどんなものなのでしょうか?
MySQLのメリットやWordPressが選ばれる理由と合わせて参考にしてみてください。
圧倒的な案件の多さからPHPは常に需要がある
PHPはプログラミング初学者に対しても敷居が低く、開発工数の削減にもつながることから、案件数が多いという現状があります。主にLinuxサーバーとセットで使われるケースがメジャーで、低コストでwebサイトやサービスの構築が可能なことから、コストとスピード感を重視するweb業界で重宝されています。
PHPさえしっかりおさえておけば、仕事が無くなる確率はぐっと低くなるでしょう。もちろんPHP+他のスキルという風に、独自のスキルセットを組むことが必要になりますが、アプローチできる案件の幅がかなり広がります。
PHPは業務システム案件やCMS案件への展開も可能
最近ではその高速軽量な動きと、開発工数の小ささから、PHPが業務システムに利用される機会も増えてきています。
スクリプト言語の特長である「手軽に実装できて処理も軽い」という点が評価され、情報システムへの投資に慎重な企業に対しても、ハードルが低いのかもしれません。
これまで顧客業務に深く関わることが少なく、上流工程を目指す過程で足踏みしているのであれば、PHPを足掛かりに顧客業務へ食い込むことも可能です。また、WordPressなどのCMSにPHPが使われていることから、CMSをカスタマイズする案件に対しても強みを発揮できそうです。
今後はビックデータの活用によってCMSや業務アプリの開発が盛んになるかもしれません。軽量で開発コストが比較的小さいPHPが、これらのシステム開発現場で用いられることは十分に考えられます。
実績あるコードや才能溢れるコードに触れる機会が多い
これまで述べた通りPHPは多くの開発現場で用いられ、実際に業務で稼働していて実績のあるコードに出会う機会が豊富です。
ソースコードそのものよりも、PHPで実現されている「評価され続けている仕組み」や「才能」に触れられることが大きなメリットなのです。この評価され続けている仕組みは、他の言語を使ったコーディングやサービスの設計にも役立ちますよね。
圧倒的な案件量を誇るPHPの開発現場では、膨大なコードの中から光るものを見つける可能性が高くなります。
「数うちゃ当たる」理論に近いと感じるかもしれませんが、それでもエンジニアがPHPを学ぶための、立派な理由のひとつになり得るのではないでしょうか。
豊富なAPIを知ることで様々な顧客要望に対応可能
PHPは言語の中でもAPIが多いことで知られています。
ちなみにAPIとは、プログラムから外部のソフトウェアの機能を呼び出すための、橋渡し用部品とでも言いましょうか。
このAPIは「こんな機能あったら便利だな」と思いついた開発者が、それぞれ自作した部品を持ち寄ってストックしてあるのです。PHPは人気のある言語ですので、便利なAPIが豊富に存在しています。PHPゆえのスケールメリットとでも言いましょうか、このAPIを駆使することで大抵の顧客要望は実現可能になる可能性が高いのです。
csvファイルやexcelに関する出力系はもちろんのこと、ファイル圧縮の圧縮や解凍も自在にできます。他人の知識や成果を公然と流用して自分の成果とすることが可能なのですから、これは大きなメリットですよね。
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