フリーエンジニアの成長・マネージャーとしてスキルアップのために必要なマインドとは

フリーエンジニアの成長・マネージャーとしてスキルアップのために必要なマインドとは

フリーのエンジニアであってもスキルや経験を積むことによって、プロジェクトでマネージャーとして活躍することは十分に可能です。そもそもリーダー、マネージャーを担当できるエンジニアは常に需要が高く、しっかりとスキルアップすることにより多くのプロジェクトに参画することが可能になるでしょう。

そこで今回は、フリーエンジニアがマネージャーへとステップアップするためのマインドについて考えてみます。

御旗を掲げる!強力なメッセージの発信力

所属する企業もバラバラで、そもそも会社員ですらないメンバーをマネージャーとしてまとめ上げるには、まず大義名分ともいえるような強烈なメッセージが必要です。多少の反対意見や反発があろうとも、揺るがない方針とでも言いましょうか。一本の大きな柱を立てるマインドが重要になってきます。

契約期間や単価が異なるため、プロジェクトのメンバーはそれぞれモチベーションが異なります。そのようなメンバーの目線を、まずは一つに統一することによってプロジェクト全体が円滑に機能するような「土台」を作り上げるのです。

「居場所」と「役割」を共有し帰属意識を高める

フリーエンジニアの成長・マネージャーとしてスキルアップのために必要なマインドとは - 「居場所」と「役割」を共有し帰属意識を高める

フリーエンジニアは、様々なプロジェクトを渡り歩き腕を磨いて行く傾向にあります。プロジェクトにアサインされている期間のみ、徹底的に仕事をし、契約終了と共に次の現場へというスタイルの中では、なかなか帰属意識を持ちにくいのではないでしょうか。

しかしプロジェクトによっては、リーダーやマネージャーの方針によって、「個人の事情はさておき、全員が仲間」という意識づけを行うことによって、個性の強いメンバーが一丸となる場合もありますよね。このようなプロジェクトでは、リーダーやマネージャーがメンバー全員の「役割」を明確にし、それを達成することによって自分の「居場所」があると自覚させるような方法をとっていることが殆どです。

例えばWBS作成に関する工程において、元請けメンバーのみで打ち合わせを行うのではなく、パートナーやフリーエンジニア全員でWBSを構築していくことによって、各人の意識は高まります。

プロジェクト内でマネージャーとして活躍するためには、何も元請けの社員である必要はなく、要はメンバーに帰属意識を高めてもらうためのスキルを持っていれば良いのです。

常にメンバーが「居場所」と「役割」を自覚できるようにするためにどうすれば良いのか、というマインドが必要になるでしょう。

常に「共有」を心がけるマインド

フリーエンジニアの成長・マネージャーとしてスキルアップのために必要なマインドとは - 常に「共有」を心がけるマインド

将来、マネージャーとして活躍したいと考えているのなら、まず身近なメンバーとの「共有」を心がけるマインドを持ちましょう。共有するものは現在進行形のタスクに関する情報だけではありません。自らの信条や考え、プロジェクトに対するモチベーションなど感情や感覚の部分を共有することが非常に大切です。

人間はそもそも否定的な感情が生まれると、その感情をもとにロジックを展開してしまいがちです。そうなるとどんどん閉鎖的になり、情報共有がうまくいかず、プロジェクトの運営に支障が出てしまうことになります。まずは自分を徹底的に開示し、それに対する相手の反発や否定を受け入れることです。

では否定や反発を受け入れるためにどうすれば良いのか。それは「先入観」や「偏見」を捨てることでしょう。確かにエンジニアという職種は、個性的であったり、独自のこだわりをもっていたりする人物が多いことは事実かもしれません。

しかしそれらを偏見や先入観で見てしまうと、受け入れることは難しくなります。まずはフラットでオープンなマインドを持ち、話を聞くことが大切なのです。自分を受け入れられたという感覚があれば、肯定的な感情を抱きやすくなり、それが共有へと繋がっていきます。共有がうまくできているプロジェクトは、突発的なアクシデント(仕様変更や障害)を乗り越える力があるものです。

フリーエンジニアでもマネージャーとして活躍するために、「共有」を目指すマインドを目指してみてはいかがでしょうか。

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