システム構築プロジェクトに携わっている誰もがさけたいのはプロジェクトの失敗。
誰もがプロジェクトの成功を願っていはいるものの、プロジェクトは失敗することが前提で動かなければならないといった厳しい意見もあったりします。
それでは、実際にはどれくらいのプロジェクトが成功し、どれくらいのプロジェクトが失敗しているのでしょうか。
今回はプロジェクトの成功率について調査結果を元にまとめてみました。
プロジェクト成功率調査データ
事業会社のシステム部門に所属する方とITベンダーで働いている方を対象に調査したデータがあります。
対象者には、自分が携わっている、もしくは把握しているシステム構築プロジェクトの成功について質問し回答を得ています。
成功したプロジェクトの定義とは、プロジェクト開始当初に予定していた品質、予算、納期、いわゆるQCDを順守できたこととしています。
プロジェクトの期間によってそのプロジェクトの難易度が変わると考え、期間ごとに成功率を出したそうです。
プロジェクトの平均成功率
調査結果まとめたものが以下の表です。
プロジェクト期間 | 成功率 |
---|---|
3ヶ月未満 | 81% |
3~6ヶ月未満 | 78% |
6ヶ月~1年未満 | 74% |
1年以上 | 67% |
出典:日経コンピュータ誌 2014.10.16
上記データを元に算出すると、平均的なシステム構築プロジェクトの成功率は75%という結果になりました。
システム構築プロジェクトが10件あれば、7、8件は成功するけれども、2、3件は失敗してしまうということです。
プロジェクトの期間が3ヶ月未満の案件と、1年以上の案件の成功率の差は14%。プロジェクト期間が長くなればなるほど、成功する確立は下がる傾向でした。
みなさんの現場感からすると75%というのは高いでしょうか、低いでしょうか。
誰がプロジェクトマネージャーを担当するかでプロジェクトの成功率はかなり変わってきそうですね。
以下にプロジェクトの成功に役立つ記事をまとめたのでこちらも参考にしてみてください。
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