PHPはweb上で動的な表現が可能な言語として2000年代中盤に人気をあつめました。
また大手SNSで使用されたこともあり、知名度が一気に高まった言語です。
そんなPHPですが今後のトレンドと単価はどのように推移するのでしょうか。
サーバーサイドを中心に増える需要
PHPは本来、サーバーサイドでの活用が期待されている言語であり、動的にwebページの内容を生成したり、入力フォームからデータを取得したりという動きが得意です。
つまり従来は他のCGIプログラムで行っていた処理を全て実行可能なのです。
また、サーバーもブラウザも存在しない状態でスクリプトを動作させることもできます。
PHPでは現在使用されているほぼすべてのwebサーバーをサポートしており、apacheやIISといったサービスにも対応していることから、OSやwebサーバーの選択が柔軟に行えます。
これらのことからPHPは多くの開発現場で主力言語となり、現在でも需要は増え続ける傾向にあると言えるでしょう。
すでに全世界のwebサイトの4割がPHPで構築されているというデータもあるほどで、アプリやCMSにも対応可能なPHPの勢いは当分続くであろうとの見方が出ています。
オウンドメディアやスマートフォン向けメディアが盛り上がりを見せている現在において、サーバーサイドをしっかりと担えるエンジニアは常に不足しがちですからね。
未経験から実務1年程度の目安
ではPHPエンジニアの単価の目安はどの程度なのでしょうか。
実務未経験の場合、週5日の稼働で25万円前後が相場と言えそうです。
これは地域や案件の規模によっても左右されるため、あくまで目安として考えておいてください。
もちろん、PHP以外にトレンドとなる技術を持っていればより単価は高くなるでしょう。
この単価目安はPHPだけを売りにしたエンジニアのものですので、LAMP環境を単独で構築・運用できるというようなフルスタック型のエンジニアであれば、PHPの経験が浅くとも高額な案件にたどり着ける可能性は高いのです。
また、前述したようなPHP求人のトレンドをおさえることでも、より条件の良い案件に巡り合うことができます。
市場の動向やトレンドをいち早くチェックし、顧客が求めるスキル・ノウハウを身に着けておけば、単純なキャリアの長さだけで勝負するよりも有利になるのです。
実務2年から4年程度の目安
では、PHPを実務で扱い始めてから2年から4年程度の目安はどの程度でしょうか。
このクラスになればプロジェクトでも中堅どころとなり、単価は40万から60万円程度が見えてくるでしょう。
すでにPHPエンジニアとしてのベーシックなスキルは備えているでしょうから、プラスアルファが重要になります。
そのプラスアルファとは「提案力」や「統率力」、「マネジメント力」といった、より多くの人間を巻き込みながらシステムを作っていくための能力です。
また、顧客のビジネスモデルに対する理解も、高単価を目指すためには欠かせない要素になります。
これだけ多くの現場で使われている言語ですから、顧客のサービスもさまざまなものがあるのは当然です。
中にはあまり目にすることない斬新なビジネスモデルもあるでしょうから、それをいち早くキャッチアップし、自分のものにできるかが勝負の分かれ目と言えるでしょう。
実務経験5年以上は年収1000万も可能?
最後に実務5年以上ですが、ここからは個人差が大きくなる傾向にあります。
相場はあくまでも60万円前後としながらも、人によっては年収1000万を目指せるポジションにつくことが可能です。
PHPを核としながらもフルスタックでシステム開発に関われるエンジニアであったり、プロジェクトを牽引してカットオーバーまでもっていく力であったりと、技術的スキル、マネジメントスキルの両面が試されます。
確かな経験と実績を元に、システムやプロジェクトの青写真を描き、それをしっかりと形にできることが大切です。
フリーエンジニアであれば1000万は決して夢物語ではありません。現在の仕事の延長線上に存在する、現実的な目標と言えるでしょう。
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