VB.netであれば普段はWindows用アプリの開発やUI設計などに従事している方も多いでしょう。VB.netはWindowsで構成されたシステムにおいては非常に強いのですが、その他の環境には対応しきれていません。
VB.netをスキルの柱とするエンジニアにとっては、今後開発環境が拡大するかどうかは重要な問題ですよね。将来のキャリアプランに関わることですから。
そこで今回は普段アプリ開発をしているVB.netエンジニアが、キャリアプラン構築を考えるうえで意識すべきことをピックアップしてみました。
業務システム・アプリ開発から何を学ぶか
VB.netを使って業務システム開発、アプリケーション開発に従事している中で、多少なりともスキルは向上していくものです。しかし自然に任せたスキル向上だけでは不十分と言わざるを得ません。技術的スキル以外のものも積極的に学ぶようにしましょう。
業務システム開発に携わるということは、自身のキャリアプラン構築にとって大きなメリットです。顧客の業務の流れや業界の慣習、独自のサービスであればその考え方を学ぶ機会であり、ビジネスを間近で観察する絶好の機会なのです。
すでに技術的スキルが十分であるならば、特にこれらのことを意識する価値があるでしょう。ビジネストークができるエンジニアというのは、どこへ行っても重宝されるものです。
アプリケーションエンジニアかコンサルタントか
業務アプリ開発に携わるうちに、このままアプリケーションエンジニアとして専門性を追求するか、システムコンサルタントもしくは業務コンサルタントへとシフトするかという分岐点にぶつかることがあります。
もちろん、どちらが優れているという話ではありません。ただしこの二つの道は、その後のキャリアプランに大きく影響するものですので、慎重に選択する必要があると言えます。
よりシステムに近い立場で専門性を追求したいのであればアプリケーションエンジニアを、顧客に近い立場でシステムやビジネスに関与したいのであればコンサルタントを選ぶ必要があります。
このような選択肢が出ること自体がすでにエンジニアとして実力をつけている証拠でもありますので、自分の適性や志向をしっかりと把握しておきましょう。どちらにも舵を切れずに停滞してしまっては、その後のキャリアプランに良い影響を与えませんからね。
時には大胆なスキルコンバートも大切
これはそれまでの経験を切り捨てるという意味ではありません。しかし時には思い切ったスキルコンバートが功を奏す場合があることを、知っておくべきでしょう。
VB.netはプログラミング言語の一つであり、言語は無数にあります。ある程度開発経験を積んだエンジニアに必要なのは、言語の知識よりも統率力や課題解決能力、コミュニケーション力といった外面に関することかもしれません。それらを鍛えるためには、あえて技術畑から飛び出すという選択肢も必要になるのです。
また、javaやC#といった類似言語をスキルの柱とし、活動の幅を広げるという方法も考えられます。これも立派なスキルコンバートです。
現状維持は後退と同じという気概
日進月歩のIT業界において、現状に満足しきって停滞してしまうことは、事実上の後退を意味します。
だからと言って常に走り続けろという意味ではなく、大切なのは視点です。常にわずか先を見るという意識こそが、スキルやキャリアを形成することを忘れないようにしましょう。足元ばかり見ていては、進歩はありませんからね。
業務システム、webサービス、モバイルアプリ開発など、自分が経験していない分野に挑戦することもまた、進歩の一つです。特にVB.netエンジニアであれば、Windows以外のOSでの開発に目を向けてみても良いのではないでしょうか。
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