リーダーシップとマネジメントの違いとは?それぞれに必要な6つの要素

リーダーシップやマネジメントについて、ピーター・ドラッカーが提唱したものが定義として引用されることが多いですが、実際企業の中で使用されているのは「役職」や「役割」としてのリーダーやマネージャという言い方に置き換えての意味合いが強いですよね。
今回はリーダーシップとマネジメントについてまとめました。リーダーシップとマネジメントの意味を確認してみましょう。

リーダーシップとは

リーダーシップは経験から培われる人間力です。
カリスマ性を備えた人が持つ能力、才能と思っている人もいるかも知れませんが、実際は育った環境、人との接し方や人間関係、成功や失敗などの経験から培われる能力のことです。

リーダーシップとは、チームをけん引していく能力を発揮すること。
企業内では、チームの方向性を決め、その方向に向かってけん引し、結果を出すことは求められます。

リーダーシップに必要とされる能力

リーダーシップとは 

チームには出身や年齢、学歴、生活環境の異なるメンバーが集まっています。
これらの人をけん引していくリーダーシップにはどんな能力が必要なのでしょうか。

チームをまとめるには、他のメンバーとのコミュニケーションを大切にしてチームをまとめ、信頼を得る必要があります。

また、共通のビジョンを掲げ目標を達成させるためにメンバーをけん引し、メンバーが能力を発揮しやすいように行動できる行動力、メンバーの誰かが病欠しても業務を代わりに処理できる業務遂行能力、メンバーが業務の処理方法で困っている時に的確に指示できる判断力が必要になります。

さらに、目標を達成する途中でトラブルが生じた時にどうすべきか決断する決断力、任務を最後までやり遂げる強い信念を持っていることが大切です。

マネジメントとは

マネジメントとは

マメジメントとは本来、経営手法の1つで資源や資産、リスクを管理することで経営目的を維持し、発展させることです。一般的に馴染みのあるマネジメントは人的マネジメントであり、マネージャと呼ばれる役職が行う仕事のことです。

人的マネジメントには5つの役割があります。

組織する

ビジョンを設定して目的を果たすためのゴールを設定します。

ビジョンを達成するために必要な予算や何をどう進めれば業務を遂行できるのかを分析し、分析に基づき組み立てた業務工程をさらに細かく作業にまで落とし込み、どのような連携をとって業務を遂行するか組織構造にまとめます。
組織構造にまとめた作業を行う人選を適材適所で配置してチームを組み、メンバーのパフォーマンスを最大限に活かすために、個々に目標を持たせてモチベーションを管理します。

また、業務のスケジューリングやゴール(納期)に行きつくまでの工程表を作成しますが、途中で変更になることがあります。その時には早い意思決定と柔軟性を発揮して、再度作業や役割を振り直してゴールに間に合うように調整します。

リスクマネジメント

組織構成やチームメンバー、業務の納期などあらゆる角度からリスク要因として考えられることを洗い出し、リスクを回避するにはどのような対策を取るか検討をして対策を施します。

評価をする

メンバーの評価だけでなく、業務遂行の過程についても評価をしてPDCAサイクルを回して改善していきます。
メンバーの評価を行い、結果をフィードバックして業務レベルの向上を図ります。

メンバーがフィードバックに耳を貸すかは、日頃の信頼関係が大きく関わってくるため、日頃から声かけやコミュニケーションを取り信頼関係を築いていくのも大切な仕事です。

人材の育成

メンバーへ仕事を割り振りながら仕事を教えたり、少しでもメンバーの能力が活かせるように、コミュニケーションを取りながら支援していきます。
また、課題にぶつかった時は一緒に考え、自らも成長していきます。

最終責任者

ビジョンの作成から業務が期日までに終わるようにマネジメントをしているため、任された組織(チーム)の成果について全責任を取らなければなりません。
成果というのは営業的な数字だけでなく、業務の進捗状況であったりメンバーのパフォーマンスも含まれます。

この他にも、上司や経営陣に現在の業務進捗状況についてプレゼンテーションを行なったり、会社によっては、誰かが「こういう事業をしたい」と言い出したことを実現するために、その事業が会社にとって有益(利益)になるのか分析を行い、有益であれば実現化するまでの過程を先に紹介した5つのマネジメントを行って実現させることもあります。

従って、マネジメントを行うには分析能力、組織構成や業務工程を作成する先を読む能力、業務が変更になっても調整できる柔軟性、経営層やメンバーの間に入って調整する能力、意志の強さ、決断力、行動力、バランス感覚の良さ、コミュニケーションスキルが必要と言われています。

リーダーシップとマネジメントの違い

簡単な表現を使うと、リーダーシップは「攻め」であり、マネジメントは「守り」という違いがあります。
リーダーシップは、チームを目標に向かって進めることを指し、マネジメントは企業内の資源を管理する事といえます。

同じようにとらえられがちですが、実はこのように異なるものなのです。

リーダーシップとマネジメントの共通点

リーダーシップとマネジメントは異なるものではありますが、必要とされる能力には共通する点もあります。
リーダーシップとマネジメントには共通して6つの要素が必要です。

  • ビジョンを実現するまでやり遂げる意志の強さ
  • 決断力
  • 行動力
  • コミュニケーションスキル
  • 業務処理スキル
  • メンバーの育成能力

これらの要素はリーダーやマネージャを任されている人ならば、少なからず身についていると自身を持ってください。
会社としてもこれらの6つの要素が身についていない人に、リーダーやマネージャを任せたりはしないはずです。


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