最近よく聞くIoTとM2Mって何?その概念と活用事例

m2m

2013年頃からで頻繁に目にするようになった「IoT」と「M2M」という言葉。

これらは一体何を意味し、どんな変化を社会にもたらすのでしょうか?少し抽象的な言い方をすると、この2つの言葉はこれから人間の社会が向かっていく未来を表していると言えます。

今回はIoTとM2Mの概念と具体的な活用事例をご紹介します。

M2Mとは?

M2M

M2Mとは「machine to machine」の略称であり、その言葉の通り機械同士の通信を指します。通信とは情報のやり取りであり、人間同士のコミュニケーションも通信の一種であると言えます。

これまでの通信は人が必ず発信者か受信者として存在していましたが、M2Mでは完全に機械同士の相互通信で事足りる仕組みを表しています。機械同士が自動で情報交換を繰り返しながら様々なデータを蓄積し、システムを動かし、サービスを提供し続ける現代では、すでにM2Mが至る所に使われているのです。

 

M2Mの活用事例

IoTとM2Mを具体的にイメージするために、実際の活用事例を紹介していきます。

まずM2Mの代表例として、今後の電力自由化で導入される「スマートメーターとHEMS」があります。

スマートメーターは各家庭に設置されるデジタル式の電力量系であり、家庭で使用された電力の量を計測する機械です。実はこのスマートメーターには通信機能が内蔵され、家庭の消費電力量がリアルタイムで「HEMS」に送信されるのです。

HEMSとは「Home Energy Management System」の頭文字をとったもので、日本語訳では「家庭内電力管理システム」となります。HEMSは消費電力量を実際にわかりやすいグラフや数値で見える化するほか、接続された家電製品の消費電力をコントロールする役目も持っています。

スマートメーターとHEMSの間には、人間が介在せず、完全に機械同士の通信のみで完結するため、M2Mの具体的事例と言えるでしょう。

 

IoTとは?

IoT

IoTは、M2Mよりもさらに大きく、抽象的な考え方です。M2Mはあくまでも機械同士が自動で相互に通信する仕組みを表しています。

一方IoTは「Internet of Things」の略称であり、人を含めた様々な「モノ(Things)」が「ネットワーク(Internet)」を介して接続され、それらの情報をリアルタイムに把握できるようになる状態を指します。

またこの状態の中から、情報の組み合わせによって新しい考え方や技術、サービスが生み出されるという考え方でもあります。

M2Mが「仕組み」、IoTは「状態や考え方」と捉えるとわかりやすいかもしれませんね。

 

IoTの活用事例

 

一方、IoTの活用事例として、Suicaを使った自動販売機の例があります。

Suicaには所持者の属性情報(年齢や性別など)がある程度保存されています。

購入時に自動販売機が属性情報を読み取り、購入者の年齢層や需要が多い飲み物の傾向をデータベースに送信し、蓄積していくのです。蓄積されたデータは「ビッグデータ」として顧客サービスの向上や経営判断に役立ちます。この場合は、自動販売機で売られる飲み物のラインナップを決める上で、参考とされるでしょう。

Suicaを持つ「人」と自動販売機やデータベースといった「モノ」がネットワークで相互接続され、新しいサービスが生み出されているIoTの一例です。

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